続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
Ash Wednesday

DC駐在中の奥村です。先週の2月14日はバレンタインデーでした。こちらでは、日本のように義理チョコを配るという習慣はありませんので残念ながらチョコレートをもらう機会はありませんでした。

 

そんなバレンタインデーに、あるケースについてディスカッションするためにアトーニーのオフィスを訪問したのですが、振り返ったアトーニーの額が何かを塗りたくったように真っ黒に染まっていることに気がつきました。一瞬、プリンタのトナーが間違って付いたのかとか、白髪染めに失敗したのかなどと色々な想像が頭を駆け巡ったのですが、額をどうしたか聞くと、今日はAsh Wednesdayなのだと教えてくれました。

 

聞いてみるとAsh Wednesdayは年に一度行われるカトリックの宗教行事で、写真のように教会で額に十字に灰を塗ってもらうそうです(彼の場合、触ってしまったのか額の大部分が黒く汚れていました)。

 

 

特に敬虔なカトリック教徒の方のみがやるらしいのですが、確かに帰りのメトロで観察してみると額に灰をつけている人を数人見かけました。彼のおかげでこちらの文化を学ぶことができました。白髪染めに失敗したのかなどと失礼なことを言わなくてよかったです。

 

| 日常 | 07:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
USPTO

江守さんの後任としてDCに駐在する奥村と申します。不定期ではありますが、本ブログを通してDCに関する情報をお伝えさせていただきますのでよろしくお願いします。

 

こちらでは、アメフトの優勝決勝戦であるスーパーボウルが日曜日(2/4)に開催されることもあり、世間はアメフトの話題で持ちきりとなっています。残念ながらワシントンDCを拠点とするレッドスキンズは出場しませんが、私が駐在している事務所では、早めに仕事を切り上げてSuper Bowl Pre-Partyを行う盛り上がりを見せています。

 

Super Bowl Pre-Partyのお誘いを丁重に辞退し、先日、初めてUSPTOを訪問してきました。訪問の目的は、優先権証明書の原本を提出することです。優先権証明書は郵送で提出することもできるのですが、初めての機会でしたので記念?に創英USAの鄭さんと共に原本を持参しました。

 

USPTOです。内部の写真は撮れませんでしたが、高い吹き抜けに巨大なアメリカ国旗がかけられていて、威厳に満ちた雰囲気でした。

 

 

 

USPTOの一角には、Customer Service Windowという持参した書類を提出するための窓口が設けられています。

 

 

こちらの窓口で無事に書類を提出してきました。提出した証拠として受領日の入ったハンコをカバーレターに押して返してもらいます。USPTOでは、内部の写真撮影が認められていないエリアもありますが、職員の方に撮影をしても良いか尋ねると、もう少し綺麗な格好をしてくれば良かったと照れながらも撮影を認めていただけました。

 

 

チャンスがあれば、次回は審査官面談でUSPTOを訪れたいと思います。

 

 

 

 

 

| 特許 | 05:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Happy Holidays!

DCでの滞在もとうとう最終日を迎えました。いつの間にかDCの街中はクリスマス一色です。

 

12月上旬から中旬は、米国ではHoliday Partyのシーズンで、私も滞在先の事務所主催のHoliday Partyに参加しました。会場はDCにある著名なホテルで、基本的には立食形式のパーティーなのですが、生演奏やダンス、そして日本のプリクラのようなものまでありました。参加者全員に喜んでもらえるような内容で、日本の忘年会とは違った、米国流の年末のイベントを楽しむことができました。

 

そして、毎年11月末になると、ホワイトハウスの南側の大きな広場に、ひと際大きいNational Christmas Treeと、それを取り囲む全部で56本の各州・地域の小さなツリーがお目見えし、毎日夕方からライトアップされます。昨晩私が見に行ったときも多くの人が見物に来ていて、この時期にDCに来られる方は必見スポットだと思います。

 

短い間でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。皆様にとって2018年が良い年でありますように!

| - | 00:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Town of USPTO

今日12/9(土)、DCで今シーズン初めて雪が降りました。車や草木の上にうっすらと積もった程度で交通機関などへの影響はありませんでしたが、最高気温が0度前後でとにかく寒い一日でした(下の写真はアパートの部屋から撮影)。

 

そんな寒い中、DC郊外のアレキサンドリアという町を訪問しました。アレキサンドリアにはご存知のとおりUSPTOの本部があり、審査官インタビューのしやすさなどの利点を活かしてアレキサンドリアにオフィスを構える特許事務所もいくつかあります。私も、USPTOでの会合や審査官インタビュー、特許事務所への挨拶などで何度かアレキサンドリアを訪問する機会はあったのですが、アレキサンドリアで勤務する弁護士の方から「USPTOではなくてアレキサンドリアのオールドタウンを散策するほうがずっといいよ」などと言われ、諸事情で今日しか空いている日がなかったので出かけた次第です。

 

まず、市庁舎前で250年以上も前から毎週土曜日に行われているという朝市を見学しました。土曜日はメトロの本数が極端に少なくて、到着が終了時刻の寸前になってしまい店の数は少なめでしたが、賑わいを見せていました。

 

次に、米国内でも最も古いといわれている薬局(Stabler-Leadbeater Apothecary Museum)を見学しました。ガイドツアーでの見学だったのですが、客は私一人でしたのでマンツーマンで説明してもらいました。アレキサンドリアはもともとポトマック川の海運で栄えた町で、DCにも近く、薬効のある種や油なども入手しやすかったことから商売が繁盛し、クライアントにはワシントンの奥さん、南北戦争の南軍リーダーのリー将軍などがいたそうです。建物内部は当時の店の様子が見事に保存されていて、驚きの連続でした。ちなみに下の写真に写っているガイドの方は大手製薬会社に勤務していて、土日にボランティアでガイドをしているそうです。

 

そして、かつての魚雷工場をリフォームした美術センター、ワシントンが宿泊した昔の宿屋を見学し、雪の降りしきる中をワシントン記念塔の前まで歩きました。天気が良ければワシントン記念塔の上まで行くつもりでしたが、ご覧のように視界が悪く景色も期待できなかったので、断念して家路につきました。

 

古い街並みを散策しながら、USPTOの周辺とは違ったアレキサンドリアの別の一面を発見することができました。

| - | 09:20 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Express

DCの新聞といえば真っ先に思い浮かぶのがWashington Post紙ですが、そのWashington Postが無料で発行している新聞があるのをご存知でしょうか。それは「Express」という新聞でして、土日を除く毎朝路上や地下鉄の駅にある黄色いポストの中に積まれているほか、私が利用する最寄りの地下鉄の駅では、配布員のおじさんが通勤・通学客らに「How are you?」と声をかけながら配っています。

 

 

DCに来て最初のころはビラかチラシでも配っているのだろうと思って相手にもしていませんでしたが、試しに一度もらって読んでみたところ、ローカルニュース、国内外の大きなニュースに加えて、スポーツ、文化・芸能情報、数独やクロスワードパズルなどのゲームも載っていて、無料紙にしては驚くほど内容が充実していることに気づき、それ以来ほぼ毎日手に入れるようにしています。

 

 

米国の有力新聞と同様、Express」に日本について記事が載ることはほとんどありません。それでも、先週金曜日発行のExpressには久しぶりに日本の記事が載っていて、11月上旬にトランプ大統領が来日した時に、東京のShake Shackで「President Trump set」というチーズバーガー、サラダとポテトがセットになった新商品が販売され、価格は12ドル、店の前には行列ができていて、1時間半かけて食べに来た男性の「It tasted great, like steak」という感想が載っていました。

 

DCにお越しの際は「Express」ぜひ手に取って一読されることをおすすめします。

| - | 01:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
NIH

今週に入って気温がぐっと下がり、今日11/10は最低気温がとうとう氷点下になりました。その前まではわりと暖かい日が続いていたので、急な気温の変化は体にこたえます。

 

さて、DC近郊にNIHNational Institutes of Health;国立衛生研究所)という施設があるのをご存知でしょうか。NIHは世界的に有名な医療研究機関でして、米国内からはもちろんのこと、日本を含む世界各国から多くの研究者が集まり、最先端の医療に関する研究が行われています。短いながら医薬の研究開発経験者として、この滞在中にNIH詣をしておかなくてはと思い、ちょうどビジターのための見学会をやっているということで、先日NIHにでかけてきました。

 

NIHは国の機関ですので、例によって厳しいセキュリティーチェック受けて敷地内に入り、見学会場のClinical centerと呼ばれる最も大きなビルに向かいました。このビルはNIHの10号館で、確かUSPTOでもビルごとに人名が付けられていますが、この10号館にも「Mark O. Harfield」という名前が付けられていました。

 

NIHには18,000人を超える職員が働いていて、敷地内は一つの町のようになっており、施設内に警察、消防、そして入院中の子供のための学校まであるそうです。10号館では多くの臨床試験が行われていて、広い吹き抜けのロビーでは研究者たちがコーヒーをすすりながら話し合っている光景が見られました。

 

また、研究棟では実際の研究現場をのぞくことはできませんでしたが(下の写真は神経学研究室の前)、研究者が忙しそうに研究室を出入りしており、こちらにも緊張感が伝わってきました。

 

一方、10号館の中にあるショップで「NIH」のロゴが入ったTシャツなどのグッズが売られていました。大学ならよくある話ですが、NIHのグッズもあるとは思いませんでした。

 

余談ですが、研究機関であるNIHからは多数の特許出願がなされています。ただ、出願人名は「NATIONAL INSTITUTES OF HEALTH」ではなく、NIHの上位組織である「THE UNITED STATES OF AMERICA, as represented by THE SECRETARY, DEPARTMENT OF HEALTH AND HUMAN SERVICES」という長いというか威圧感のある名称でして、審査官の立場であれば拒絶理由を打つのも気が引けてしまいそうです。

 

最後に、敷地内で最初に建てられた1号館に一礼してNIHを後にしました。

 

| - | 03:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Visit to Boston

先週前半に古都ボストンを訪問しました。ボストンは前職時代に3年間住んだことのあるゆかりの地でして、今回6年半ぶりの再訪となりました。

 

まずは、ボストン市内から約50キロ北に行った林の中にある、かつての駐在先の研究施設を訪問しました。この辺りはシカや七面鳥などが姿を現すこともあり(今回は残念ながら出会えませんでした)、今年は遅れ気味とのことなのですが、例年ですとこの時期は紅葉がとてもきれいです。自然に囲まれたなんともうらやましいこの研究施設の中に知財部門がありまして、かつての同僚と思い出話や今の話をしながら旧交を深めました。もちろん、それだけではなく、事前に依頼されていたプレゼンを行い、急遽受けた日本の実務に関する相談についても対応してきました。

 

 

その後、ボストン市内にある複数の特許事務所を訪問しました。ボストン周辺はハーバードやMITなどの大学、医薬・バイオテクノロジー系研究機関や企業が集積している地域でして、土地柄医薬・バイオを得意とする特許事務所も多く、今回の訪問先もそういった事務所でした。ボストンのダウンタウンはコンパクトで、「フリーダムトレイル」と呼ばれる歩道を散策すれば、歴史的な建物や史跡などおもな見どころにアクセスできるのですが、私の場合は古い街並みと新しいビル群が融合した景色を楽しみながら、「ローファームトレイル」を散策し、訪問先の事務所をすべて徒歩で回りきりました。

 

地元のシーフードもしっかり堪能し、充実したボストン訪問となりました

| - | 22:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Japan week

先週の月曜日(10/16)、こちらに来て初めてUSPTOを訪問しました。

 

 

通常パターンですと審査官とのインタビューに同席するために来たんだろうとなりそうですが、今回はUSPTOと日本の米国知財制度ユーザーとの意見交換会がこちらで開催されるということで参加してきました。この意見交換会、今回で3回目になるそうでして、日本の米国知財ユーザーの立場からUSPTOの実務や取り組みに対して直接意見を述べることができる貴重な機会だけあって、熱のこもったプレゼンと議論が交わされました。

 

その翌日から二日間(10/17-18)にわたって、今度はAIPLA(米国知的財産権法協会)のプレミーティングに参加するため、会場となっているDC北西部の大型ホテルに出向きました。

 

このプレミーティングは、「IP practice in Japan」という題目で、日本と米国の実務家から自国の知財に関する最近のトピックを紹介して、お互いの国の現状と問題点についての理解を深めるとともに、日米に加えてその他の国地域からの参加者間の交流も目的として、AIPLAの年次総会の直前に毎年行われているそうです。ところで、私はこの業界に入ってから10数年、日本の特許庁長官にお目にかかったことが一度もなかったのですが、プレミーティングで日本の宗像特許庁長官が特別講演され、思いがけずお目にかかることができました。

 

米国では日本のニュースをほとんど耳にすることがないのですが、この週の、しかも知財分野に限って言えば、日本の知財について米国の実務家の方々に大いにアピールをすることができ、さながら知財の「Japan week」といったところでしょうか。

| - | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Newcomer to DC

はじめまして。上村さんに引き続いて9月末からDCに駐在することになりました江守と申します。

 

まず、こちらが滞在先の法律事務所の入っているビルの外観です。

 

 

そして、大通りを挟んだ向かいには、トランプ大統領所有の「Trump International Hotel」があります。

 

 

こちらの事務所、DCの一等地に立地しているにもかかわらず、私のためにビルの最上階に個室を用意してくれました。

 

個室内にはもう一つ椅子があり、ディスカッションもできるようになっています。実はこのビルの最上階がトレーニーなどビジター専用のオフィスになっていて、事務所に勤務している弁護士やスタッフはよりセキュリティーが厳しい下のフロアで勤務されています。今私のオフィスの隣が空室なのですが、私の世話をしてくださる弁護士さんが一時的に引っ越ししてくることになっていて、来週出張から戻り次第、米国の特許実務についてみっちりトレーニングを受ける予定です。

 

さて、DCといえば真っ先に思い浮かぶのがホワイトハウスでしょうということで行ってみたのですが、特別な許可がないと入れないということなので、近くにあるホワイトハウスのビジターセンターに行ってみました。ビジターセンターとはいいながら、入念なセキュリティーチェックを受けて入館し、ホワイトハウスの歴史に関する展示物を見学しました。

 

 

見学を終えて最後に出ようとするとこんな展示が…

 

初めて知ったのですが、ここは商務省(Department of Commerce)内の「Patent Room」と呼ばれていた部屋で、300万件以上の特許が所蔵されていて、1932年から35年間特許調査のために使われていたそうです。間接的ではありますが、ホワイトハウスと特許ってつながりがあったんですね。

 

これから3か月間、滞在中に体験したことなどを更新していきたいと思います。

| - | 08:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Oral hearings

上村@DCです。

 

気づけば帰国直前となりました。そしてこのブログを全然更新していなかった、ということに気づき最後に…と書いています。

 

今回の駐在にて、CAFCにて実施されていた裁判をいくつか聴講しにいきました。昔も行った事があるのですが、その時は殆ど何を議論しているかわからなかったので、今回はリベンジです。CAFCはホワイトハウスの近くにあるのですが、最高裁判所と異なり一見普通のビルみたいなので、前回と同じく気づかずに通り過ぎてしまいそうになりました。

 

 

CAFCの中に入るためには割と厳しいセキュリティチェックがあります。ワイヤ(イヤフォンとか)が鞄に入っていたら突っ込まれたりと、ズボンの裾を上げて隠しているものはないか、など。3日ぐらい連続していったときは、顔を覚えられたのか少しゆるくなったのが印象的です。こういうこともあるんですね。

 

いくつかの案件は時間の都合で中身をまったく見ずに聴講することとなったせいか、そのうち1つは特許とは全く関係ない案件がありました。すべては聞き取れなかったのですが、離婚とか、結婚の定義とかが議論されていました。なぜ連邦裁判所で民法っぽいことを議論しているんだろうと米国弁護士に尋ねたところ、おそらく退役軍人の年金に関するものだろう、とのことでした。CAFCでは、知財の他に米国軍に関することも取り扱うようです。聴講するときにはちゃんと下調べが必要と反省した出来事です。ただ、以前行ったときよりは聞き取れたり、議論のポイントが理解できたりしたので個人的にはリベンジは一部成功かな、と思っています。

 

また、IPRのOral Hearingも聴講しにUSPTOへ行きました。IPRの場合、申請者側と権利者側の共に持ち時間が45分あるようです。CAFCでは控訴人側・被控訴人側がお互い15分ぐらいのようでしたので、中々長丁場になります。お互いパワーポイントなどを用いて対象特許の説明や無効理由などについて議論する形であり、CAFCで行われるargumentとはかなり異なるものでした。このように違うのをちゃんと知ることもできたのも米国に駐在したからだなぁ、と感じています。

 

 

| - | 06:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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