続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
ワシントンDC到着!

はじめまして。1月下旬からワシントンDCに駐在中の熊谷です。

初めての渡米ということでバタバタした日々が続いていましたが、ようやく少し落ち着いてきたように思います。

これから3か月の駐在期間中、何回かブログを更新してまいりますのでよろしくお願いします。

 

さて、私がお世話になっている法律事務所は、ワシントンDCの中心部、ホワイトハウスからも程近い落ち着いた場所にあります。

事務所の方々はみなさんフレンドリーで、とても親切です。

駐在初日は、事務所の方に一通り所内ツアーをしていただき、OA機器等の説明をしていただきました。


 

そしてこちらが自分専用のオフィス。毎日快適に仕事をすることができます。

 

その後、歓迎ランチにご招待していただきました。

 

皆様はクラブケーキという食べ物をご存知でしょうか?

カニのほぐし身をハンバーグのように丸めて焼いたもので、ワシントンDCの名物とのこと。

DCに来たらほぼどこのレストランでも提供しており、お店ごとにかなり特色が違うそうです。

まずはこれを食べないと!ということで、初挑戦です。

こちらが、クラブケーキ。うん。かなり美味しい。

アメリカというと、ステーキ、ホットドックなどお肉料理を想像しますが、ワシントンDCは意外にも海の幸が美味しいようです。


こちらは別の日のランチでいただいたロブスターのドック。こちらもかなり美味しい。

 

DCには美味しいものがたくさんあるということなので、これからの生活が楽しみです。

 

| 渡米 | 11:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
政府シャットダウン、その2

政府シャットダウンに関しましてはその後いろいろありまして、米国時間1月24日にはUSPTOから下記のようなアナウンスがありました。

 

参照リンク:https://www.uspto.gov/uspto-operating-status

 

要は、特許は2月の第2週目以降、商標は4月中旬以降に業務停止の可能性がある、とのことで、このアナウンスが出た日、多くのUS実務者は少なからず動揺していたでしょう。

下記の記事にも書きましたが、USPTOは出願人等からの手数料を収入源として数か月程は自力で回せる程度の資金力を有していると言われていますが、問題は、いくら資金を持っていても上部機関からの承認がなければその予算を使えない仕組みになっており、政府シャットダウンによりその承認がおりなければ、既に確保している資金であっても使えず、最終的には仕方なく業務を停止するしかないことになってしまうことから、上記アナウンスが出たものと思われます。

 

それが一転し、その翌日には、トランプ大統領が政府シャットダウンを3週間限定で一旦解消する旨を発表し、それをもってUSPTOは下記のように再びアナウンスを出し、これが現在の最新状態となります。

 

 

すなわち、現状を含め、去年12月22日に政府シャットダウンが始まって以来、USPTOは一度も業務停止にならず、正常業務を続けてきています。

 

一方、今回の政府シャットダウン解除は3週間に限られるものであるため、再び政府シャットダウンが起きる可能性も残っていますが、この3週間の間、USPTOは上部機関から予算執行の承認を得て、その後も正常業務を続けられることを心から祈っております。

 

ところで、USPTOが今後万が一業務停止状態になったとしても、新規出願等は引き続き受け付け、電子ファイリングシステムも稼働する見込みのようなので、期限が延長されたりすることはなさそうですので、この辺はくれぐれもご注意ください。

 

| 特許 | 04:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
政府シャットダウン

政府がシャッターを下ろすなんて、日本では考えにくいですが、アメリカでは最近頻繁に政府シャットダウンが起きていますね。

政府シャットダウンは予算に関する与野党間の合議が得られなかった場合に起き、軍隊、警察、消防など国民の生命に直結する必須サービス以外は、一時的に政府の業務が停止されます。

 

今回は米国とメキシコの間の壁建設費用を巡って民主党と共和党間の合意が得られず、政府シャットダウンが起きており、この記事を書いている米国時間26日の時点でシャットダウン5日目になっています。

12月22日から始まった今回のシャットダウンは、実は初日が土曜日で、その後は日曜日、クリスマスイブ、クリスマスといった4連休だったので、実際にそれほど影響はなかったのですが、26日の今日はシャットダウンの後の初めての平日で、あちらこちらで少しずつ影響が出ているようです。

例えば、ゴミを片付ける方の業務が停止されているので、ワシントンDCの観光地にはゴミが山盛りになっている所があるとのニュースもありました。

 

ところで、USPTOは、国民の生命に直結する部門ではないですが、最近の政府シャットダウン時に一度も業務停止になったことがありません。

その理由は、USPTOは、上の機関からの予算がなくても数か月ほどは自力で回せるほどの資金力を常に維持しており、政府予算にかかわらず、自力で審査官等の職員に給料を払えるからです。

 

下記はUSPTOホームページの抜粋であり、各タイミングでの特許に関する庁料金を示しています。

米国での特許出願件数が年間60万件ほどであることを考えると、かなりの金額になることがすぐに予想できます。

 

 

 

 

 

 

図の文字や数字が見えない場合には、こちらをどうぞ。

https://www.uspto.gov/learning-and-resources/fees-and-payment/uspto-fee-schedule

 

| 特許 | 07:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ビルの年末デコレーション

日本もそうかと思いますが、アメリカでは年末になると、皆さん競うようにビルのデコレーションに頑張っています。

 

先日はIPRの口述審理があったのでUSPTOに行ってみたら、USPTOの本館にはこのように素敵なクリスマスツリーがありました。

写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、USPTO本館ビルの3〜4階ぐらいの高さに相当するとても大きいクリスマスツリーです。ツリー全体を一気に通せるドアはきっとなさそうな気がするので、ツリーが立っている場所で下から作り上げたのですかね。であれば、すごい作業だったような気がします。

 

こちらは、規模は全然違いますが、創英ワシントンDCオフィスが入っているビルのロビーにあるデコレーションです。

 

2〜3メートルぐらいの、逆に現実的で人間味のあるサイズのように思います。ツリーの下にある多数のプレゼント箱には何か入っているのですかね?

 

そういえば、今年もあっという間に12月末になりました。1年を頑張って走ってきた皆様、大変お疲れ様でした。来年も引き続き健康で楽しい1年をお過ごしください!

 

| 日常 | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ワシントンDCの秋

そういえば、あっという間に今年も終わろうとしていますね。

毎回驚くので、もう慣れて驚かなくてもいいかなとも思いながらも、今年もまた時間が経つことの速さに驚いている今頃です。

 

11月上旬、ワシントンDCの北部に位置する国立樹木園の紅葉です。とても綺麗でした。

ワシントンDCの周辺は毎年紅葉がとても綺麗なので、皆様にも10月末〜11月頭あたりを狙ってワシントンDCにぜひお越しいただければと思います。

 

現在のワシントンDCの天気です。

もう11月下旬になり、そろそろワシントンDCの厳しい冬が始まろうとしています。

は風が強いことを表しますが、アメリカで風が強いと言われたら、本当に本当に強いので要注意です。

風で木が倒れることなんてしばしばあるぐらいです。

| 日常 | 05:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シカゴ出張

ご無沙汰しております。

創英ワシントンDCブランチの鄭(ジョン)です。

 

先日はシカゴに出張で行ってきました。

IPOの年次大会に参加することと、シカゴ周辺の特許事務所を訪問するためです。

 

IPO年次大会では多数のイベントやセミナー、ミーティングが行われましたが、特に興味深かったのはUSPTOのIancu長官の開会スピーチでした。

US特許関連多くの実務者の悩みとなっている米国特許法101条の保護適格性問題について、近々新たなガイダンスを出すという内容で、今後の101条実務に役に立つことを大いに期待しています。

 

年次大会の期間中は夕食を伴うイベントも多いので、朝はできるだけ早起きしてジョギングをし、シカゴに隣接したミシガン湖の景色を楽しみました。天気が良かった日は目がまぶしいほどきれいだったことを忘れられません。

 

IPO年次大会終了後に訪問した、とある特許事務所からのシカゴ市内の光景です。

写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、かなりの高層ビルで、床が窓に直接つながっている構造なので、外を眺めるだけなのに、かなりの勇気が必要でした。

| 特許 | 04:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Private PAIR Outage

こんにちは。8月中旬から1ヶ月間駐在することになった小貫と申します。今年の東京がものすごく暑いので、DCがとても過ごしやすく感じています。東京でいうと9月下旬ぐらいの気候でしょうか。1週間に数回、夕立のようなものがあります。

 

さて、私は弁理士資格をもっていますが、事務系、主に所内システムの構築を担当しています。今回の駐在も各事務所の事務管理についてリサーチすることをテーマにしています。

具体的には4〜5つの事務所を1週間単位で訪問して、事務体制、利用している案件管理、期限管理・リマインダの方法、USPTOへの手続書類の準備方法、顧客への報告方法などをヒアリングしています。ちょうど、1つめの事務所(Studebaker & Brackett PC)の滞在が終わったところです。いろいろな発見がありました。

 

ナイスタイミング(事務的にいろいろ勉強できるので)といっては怒られそうですが、先週の水曜日からUSPTO内のデータベースに不具合があり、出願を行うためのWebサービス(Private PAIR)が利用不可能になっています。

3年前にも同様に3日間使えないことがあり、かなり事務手続が混乱したそうです。先ほどもUSPTOのサイトを確認してみましたが、月曜日になってもデータベースの修復が完了しない見込みと書かれていました。

 


 


このような場合には、USの特許事務所はFAX、郵送、直参といった手段で庁手続を行います。

FAXは非常に混み合って、1通の補正書を送付するのに2時間かかったり(実際に駐在先ではそうでした。)、USPTO窓口には長蛇の列ができたりするそうです。

 

実は、Private PAIRによらない出願は、余計にお金が掛かります(条件によりますが100ページ以上の出願で800ドル)。今回の不具合はUSPTOの内部事情によるものだそうですが、その返金があるかについては明言がなされていません。結構大きな額ですので、どのような取扱になるのかとても気になるところです。

 

 

| 特許 | 10:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Cerebrating 10M

先週、ちょっとした用事がありUSPTOへ行きました。前回審査官インタビューのために代理人の方と来たときは、ゆっくり見学する余裕がなく特に気がつかなかったのですが、建物の前の地面を見ると、特許第1000万号を記念する展示があちこちにされていました。

米国特許10,000,000号にまつわるトリビアについてはこちら


第1000万号から、特許証表紙デザインが新しくなっています。

 

歴史的な興味深い特許がいくつかピックアップされて図とともに紹介されています。

月へ行くための宇宙服?

 

ジョブスもいました。

これらは展示のほんの一部です。

 

 

USPTOMadison Buildingに入ると、歴代の特許証表紙デザインが並べられていました。どれも威厳があってかっこいい感じがします。

 

そういえば前回来たときは6月上旬だったので、展示に気がつかなかったのではなく、まだ1000万号に到達していなくて展示そのものがなかったのかもしれません。

 

あっという間に時は過ぎてしまい、帰国当日となりました。

DC付近の知財関係者の皆さん、本当にお世話になりました。次は小貫さんにバトンタッチです。

| 特許 | 22:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
暑中お見舞い申し上げます

日本では記録的な猛暑が続いていたようですね。東京で40℃とは、見たことがない数字です。少し収まったと思ったら、今度は台風ですか。

こちらDCやバージニアでは、この頃の天気のいい日でも、日中最高気温が30℃前後です。数日前まで雨が続いており、最高が30℃未満、最低が20℃未満という日さえありました。随分楽に感じます。

先週辺りに日本の同僚、知人、家族らに連絡を取ると、決まって暑いという話題が付いてきました。涼しいこちらにいることが申し訳なく思えてきます。8月に帰国することが少し怖くさえなってきました笑。

ちょうど先週日本に出張に行ってきたよというアメリカ人弁護士に会いました。一番ひどいときにあたり、本当に気の毒です。。やはり外国人が日本へ行くなら、春か秋が無難です。

みなさまどうぞ熱中症にお気を付けください。

 

| 日常 | 03:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
RBG

駐在事務所の女性弁護士さんに強く勧められて、事務所近くの小さな映画館で「RBG」という映画を観ました。Ruth Bader Ginsburgという、米国最高裁の女性判事の半生を描いたドキュメント映画です。映画の大半は、彼女自身や彼女と関わりのあった人々のインタビューです。

 

彼女は御年85歳にして現役の判事です。大きめの縁の太いめがねと、法廷で黒いガウンの上からつけているレースの襟がトレードマークになっています。

私はこの映画を観るまで、判事の中におばあさんがいるなくらいにしか認識していませんでした(大変失礼!)。しかしこの映画を観て、9人いる判事の中でも、彼女の存在には特に重要な意味があるということが分かりました。

 

映画は重くなく、時々コミカルに描かれ、たまにほろりとさせます。

 

彼女はDissenterとして名が知られています。Dissentというのは、最高裁の判決(多数決)に対して反対意見を述べることです。彼女は毎度のように少数派となり、反対意見を発表してきました。Notorious RBGとさえ呼ばれているようです。Notoriousは、通常あまりいい意味では使われないらしいですが、彼女の場合にはなんとなく親しみをもって呼ばれているようにも見えます。

 

RBGはアメリカでの女性弁護士の先陣でした。彼女が学生当時のロースクールには女性が極めて少なく、彼女がロースクールを出てから就職先を探す際、どこの法律事務所に行っても、「女だから」という理由で採用を断られたといいます。アメリカは男女平等の意識が進んでいる国の1つというイメージでしたが、そんな差別の時代が割と最近まであったことに驚きました。

 

いつも反対意見を述べるというのは、もちろんその意見自体には反対する人も賛成する人もいるでしょうが、臆さないその姿勢自体はアメリカの人々に好意的に受け取られているようでした(少なくとも映画ではそう描かれていました。)。女性の人権について多く戦ってきた彼女の功績を知る人達、特に女性達には、カリスマ的に崇められており、現在ロースクールに通う女子学生達が目を輝かせてRBGの偉大さについて語るインタビュー風景が映画に収められていました。自分がもしアメリカのロースクールに通っていたら、RBGのポスターを壁に貼っていたことでしょう。

 

ネットで彼女の名前を画像検索すると、実際の写真に混ざって、様々なコラ画像も出てきます。名前に”dissent”と付け加えると、よりコラ画像割合が増えます笑。「やってやれ!」「またRuthDissentしてるぞ!」「いいぞいいぞ!」という声が聞こえてきそうです(私の想像です。)。映画では、彼女の顔のイラストに”Dissent”という文字をあしらったTシャツやマグカップなどのポップなデザインのRBGグッズが紹介されていました。どこで買えるのか知りたいです。テレビのバラエティには彼女のモノマネコメディアンまで登場します。何となく黒柳徹子さんを連想しました。とあるアメリカの小学校のヒーローコスプレパーティーで、皆がマーベル映画の主人公やらアニメの主人公やらのコスプレをしている中で、大きなめがねをかけて髪をひっつめにし、黒いガウンに白いレースの襟をつけてRBGになりきった少女が話題になったそうです。この子は将来が期待できると思います。ワンダーウーマンの顔だけがRBGに加工された画像がスクリーンに登場した際には、女性の観客達が歓声を上げていました。

 

現役最高裁判事がアイコン化したことは興味深いし、いい風潮だと思います。日本で裁判官のコスプレやものまねをして、その人と分かる人が何人いるでしょうか。

 

近年では9人の判事の中で保守派がより多くを占め、リベラル派である彼女の意見は、より少数派となりやすくなっています。彼女はまだまだ引退する気がありません。これからは彼女のDissent opinionにも注目して最高裁判決を読みたいと思います。

 

自分の英語力不足により、周りの人達が声を上げて笑っている理由が分からなかった箇所がいくつもあったので、英語の復習も兼ねて、また観たいと思います。

 

RBG.jpg

映画館にあった顔ハメ(メガネは自前です)。HERO. ICON. DISSENTER.

 

| 社会 | 04:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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