続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
The Supreme Court

内藤さんに引き続いてDCに駐在している近藤絵美と申します。1ヶ月ほど駐在します。

 

先週火曜に、最高裁(The Supreme Court)で口頭審理を傍聴する機会がありました。

世界中で係争を繰り広げているApple v. Samsungのケースの1つです。

 

さすがに知財業界だけでなく一般にも知られた話題のケースでしたので、午前10時口頭審理開始にもかかわらず、朝5時半(まっ暗)に最高裁前に到着したときには、既に60人もの傍聴を希望する人の列ができていました。先頭の人は寝袋を持参していました。

夜明けの最高裁と行列.jpg

(夜明けの最高裁と、傍聴席を求めて並ぶ人たち)

 

7時半ごろようやく明るくなり、私たちの後ろにも人の列はどんどん伸びて、最終的に何人いたのか分かりません。

 

9時過ぎくらいに、先頭から50人は確実に入れると言われて先に中に連れられていきました。

51人目以降の私たちは、入れるか保証できないと係員に言われながらも、誰も帰ろうとはせず、希望を持って待ち続けました。

10時を過ぎてから、ようやく順に整理券が配られ、厳しいセキュリティチェックを受けて無事中に入ることができました。極寒の中4時間半並んだのが無駄にならずに済んでほっとしました。

整理券がもらえた!.jpg

(ついに整理券がもらえた…!(撮影は創英USAの鄭さん))

 

法廷内の写真を撮ることは禁止されていましたが、天井は非常に高く、ちょうど内藤さんが以前写真を載せていた最高裁の外部の支柱と同じくらい大きな大理石の支柱が取り囲み、巨大な赤いカーテンが垂れ、壁にはギリシャ人風の彫刻が施されて、荘厳な雰囲気でした。よく見ると、外部の支柱はコリント式(植物の葉を模した飾り付き)ですが、法定内部の支柱はイオニア式(くるくる巻いた飾り付き)でした。

 

日本の最高裁で傍聴した経験はありませんが、渡米早々に、DCの最高裁で日本人の私が有名ケースを傍聴しているのは不思議な気持ちでした。肝心の審理内容は、せっかく全米屈指の弁護士らが最高の論理を構築しているであろうに、残念ながら私の英語力では、いつにもまして理解できませんでした。頭の中が全て英語に変換されればいいのにとt強く思いました。これから頑張ります。

| 特許 | 06:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
裁判の国 アメリカに来たので

ワシントンはだいぶん涼しくなってきました。これから2ヶ月ほどが、1年で最も過ごしやすい季節のようです。

 

さて、少し前になりますが、駐在先の事務所の研修の一環として、こちらに行ってきました!


ギリシャのパルテノン神殿のような建物ですが、最高裁判所です。

さすが、「裁判の国」アメリカの最上級の裁判所です。白い大理石の外観に圧倒されました。

 

この日は裁判が行われない日であったため、裁判を傍聴することはできませんでしたが、最高裁判所を紹介するレクチャーツアーに参加しました。
最高裁判所の歴史や、実際にどのように審理が行われるか等について学ぶことができ、大変有意義な時間になりました。

 

駐在生活も、残すところ3週間となりました。やり残しが無いよう、最後まで精一杯活動したいと思います。

| 特許 | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
USPTO & King St-Old Town Metro Station
今週は、USPTOに行って来ました。
最近、アジア方面での出張が多く、アメリカで過ごした時間が少なかったので、USPTO訪問もだいぶ久しぶりでした。
あいにく小雨の後の曇りの天気でしたが、USPTOを構成する5つの建物、そしてそれらに囲まれた中庭のような空間は、相変わらず私のお気に入りです。



ところで、USPTOは、地下鉄blue lineまたはyellow lineKing St-Old Town駅から、徒歩7〜8分ぐらいの所に位置しています。



駅の名前が載った看板の後ろに見える建物は、George Washington Memorial Masonic National Memorialであり、アメリカの初代大統領であるGeorge Washingtonの記念館です。

USPTOに行く度に、一度は言ってみようとしていますが、なぜか今まで一度も行けていません。
というのも、USPTOに行く日は必ず平日なので、USPTO業務が早く終わっても、観光して帰るわけにはいかないですね 笑

今日からは日本がゴールデンウィークになるので、週末にでも言ってみたいと思います。

ちなみに、以下のGeorge Washington記念館のホームページには、フリーメイソン関連の説明もあります。
フリーメイソンは、小説や映画のダビンチコードで取り扱われた少しは変な(?)イメージがありますが、実は、George Washingtonは最も成功したフリーメイソンのメンバーの一人だそうです。
http://www.gwmemorial.org/
 
 
| 特許 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
USPTO lunch seminar
毎月の第2火曜日の正午から午後1時までは、USPTOでランチセミナーがあります。
Patent Quality Chatという名前のシリーズですが、
月1回なので、更にウェブで見れるので、
オフィスでランチしながら聞いても大きな負担にはなりません。

今月のトピックは、First Inventor to File (FITF) Patent Prosecutionでした。


AIAによりアメリカも世界のその他の国に合わせて先願主義(先公開主義とも言えます。)になりましたが、
今回のセミナーでは、全般的な説明とともに、2015年までの統計を見せてくれました。



2013年にAIAが本格的に施行されてから3年ほど経っていますが、
その間に係属件数の半分ぐらいがAIA出願になっていますね。
なお、FY2016(thru Nov)は、2015年11月までの統計、との意味です。

ご興味のある方は、下記のページで一般公開されていますので、ご参照ください。
http://www.uspto.gov/patent/initiatives/2016-patent-quality-chats
上記イメージの出処でもあります。
 
| 特許 | 08:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
The USPTO's Rocky Mountain Regional office -2-

USPTOの内部では、審査官のオフィスを含めた各部屋が回線でつながっているようです。

例えば、インタビュールーム。

 

 

中に入るとこのようになっています。


この部屋で出願人と審査官等がインタビューを行いますが、壁には大きなモニターが掛かっています。ビデオによるインタビューも可能です。

 

そして、この部屋自体の映像を各審査官のオフィスにあるモニターで確認できるようにもなっているわけです。誰もいないからって悪いことはできませんね。

 

ちなみに奥にある電話を見ると…


 

待受け画像は、USPTOの鷲のエンブレムでした。

 

他にも審査官のオフィスやヒアリングルーム等も見学でき、貴重な体験を得ることができました。

 

 

最後にレセプションで審査官と記念撮影をパシャリ。

| 特許 | 18:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
The USPTO's Rocky Mountain Regional office -1-

先日、コロラド州に出張に行ってきました。デンバーを中心に、その周辺の都市を周りました。デンバー国際空港に着くと雪が積もっており、薄いコートしか羽織っていなかった私は、先行きにとても不安を感じましたが、結果として、その後は快晴が続きました。と言っても、DCに比べるとかなり涼しかったですが。

 

折角コロラド州まで来たので、USPTOのデンバーオフィスに行きました。デンバーオフィスはデンバーの中心部にあります。コロラド・ロッキーズの本拠地であるCOORS FIELDから徒歩で5分程度のところにあり、連邦機関が複数入居しているビルの一角を占めています。




幸いにも、内部の見学をすることができました。

レセプションの壁に掲げられている4つの時計。これは何だか分かりますか?




手前から順に、アレキサンドリア、ダラス、デンバー、サンノゼの時間を指しています。

 

皆様ならすぐにお分かりですね。

そうです、USPTOの所在地の時間を指しています。サンノゼはオープンしたばかり、ダラスに至っては今週の月曜日にオープンしました。ちょうど1時間ずつ時差があるようですね。

 

 

続く。はず。

| 特許 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
AIPPI 2015 in Rio de Janeiro
ブラジルのリオデジャネイロで開かれたAIPPI 2015に参加してきました。
なお、AIPPIは、フランス語のAssociation Internationale pour la Protection de la Propriété Intellectuelleの略語で、日本語では国際知的財産保護協会になります。

私にとっては初めての南米だったので、最初は少し緊張もしましたが、今回もいつものAIPPIのようにたくさんの人と会え、いろんな話ができ、とても有意義な時間を過ごせました。



AIPPI終了後には、折角なのでリオデジャネイロの現地事務所も多数訪問しました。
訪問先の一つの事務所では、写真のような旗を用意していただきました。
お客さんをおもてなしするその心構えに、弊所訪問者みんな感動しました。



ついでに、ブラジル特許庁も訪問しました。
ブラジル特許庁のことは、Instituto Nacional da Propriedade Industrialの略として、INPIというそうです。

















 
| 特許 | 07:59 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
サンフランシスコとシリコンバレー
複数の事務所を訪問するため、サンフランシスコとシリコンバレーに行ってきました。サンフランシスコは都市名ですが、シリコンバレーは都市名ではありません。シリコンバレーは、サンフランシスコの南方に位置する複数の都市を含んだ地域名です。シリコンバレーのサンノゼにあるホテルを拠点として複数の事務所を訪問しました。

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アメリカの西海岸は、東海岸と比べると、晴れの日が多く、冬は暖かく、夏はからっとした暑さになるようです。日なたにいると暑いですが、日かげにいると涼しいです。

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また、サンノゼとサンフランシスコでは、↑のような路面電車がたくさん走っています。

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サンノゼ-サンフランシスコ間は、↑のカルトレインを使って移動しました。サンノゼ-サンフランシスコ間の距離は70〜80kmだそうですが、このカルトレインを使うと、遅くても1時間半程度でサンフランシスコに行くことができます。

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サンフランシスコは、洗練された港湾都市という感じで、とてもきれいな街でした。

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また、サンフランシスコには、↑のような結構大きな日本町がありました。

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↑の2枚の写真は、訪問した事務所から撮影させてもらったものです。サンフランシスコにある事務所は、高層ビルに入っているところが多く、いつもきれいな景色を見ることができるのでうらやましいです。


サンフランシスコとサンノゼに滞在したのは約1週間でしたが、ワシントンDCと比べると、アジア人の割合がかなり高いように感じました。
また、ワシントンDCには、英語でのコミュニケーションが困難な方(飲食店の店員さん等)がいますが、サンフランシスコ・サンノゼは、英語が通じやすく聞き取りやすいように感じました。英語が聞き取りにくい方がほとんどいませんでした。
さらに、サンフランシスコ・サンノゼは、とてもきれいで住みやすいところだと感じました。人もいい人が多いし、観光地としてもとてもいいところだと思います。

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| 特許 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
米国特許商標庁
審査官面談のため、米国特許商標庁(USPTO)に行ってきました。

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昨年もUSPTOの前を通ったのですが、今回は建物の中に入って実際のケースについて審査官と面談を行いました。

こちらはネクタイを締めてばっちりスーツを着込んで面談に臨みましたが、審査官は私服で現れ、面談は審査官の雑談から始まりました。

雑談が終わって、拒絶理由の判断の話になると、審査官の雰囲気が極めて真面目な感じとなりました。そして、審査官が見解を述べると共に、こちら側の意見の主張を行いました。こんな感じで互いの主張を繰り返し、最終的な審査官の見解を得てから面談は終了しました。

ちなみに、USPTOの建物の中は↓のようになっています。

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また、USPTOの中には↓のようなミュージアムがあって、米国の特許等の審査や発明に関する資料がたくさん飾ってありました。
更に、USPTOの中にはギフトショップもあったので、このギフトショップでTシャツを買いました。







この日、審査官との面談が終わった後は、↓のカフェテリアで昼食を頂きました。非常に多くの審査官がこの食堂でランチをとっていたのですが、ほとんどの審査官が私服で、派手な格好をしている人もいました。
また、審査官は、外国人(アメリカ以外の国の人)が多く、USPTOにはアジア系の審査官もたくさんいるそうです。



 
| 特許 | 16:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
合衆国最高裁判所
知財に関する事件の口頭弁論傍聴のため、
連邦最高裁に行ってきました。

この日は、2件の口頭弁論が行われました。
1件目は、Commil USA v. Cisco Systemsで、特許が無効であるという被告の信念が、特許権者による誘因侵害(271条(b))の主張に対する防御手段として使えるかどうか、というもの。
2件目は、Kimble v. Marvel Enterprisesで、特許期間満了後におけるロイヤルティ支払いの義務が存在するかどうか、というものでした。

当日は始発の電車に乗って
朝5時半頃に最高裁の前に到着しました。

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朝5時半なので真っ暗です。
最高裁の後ろには、お馴染みのキャピトルがあります。
キャピトルは未だ工事中です。

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最高裁の前で2時間くらい待って
ようやく明るくなってきました。

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7時半頃に
↓のような整理券が配られました。

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この数字「10」は、
10番目に早く並んだという意味ですが
早くてもいい席に座れるとは限りません。

整理券をもらった後、
やっと最高裁の中に入ることができました。

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最高裁の中は展示物がたくさんあり、
ギフトショップやカフェテリアもありました。

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↑のカフェテリアで朝食を頂いた後、別の場所でまた並ぶことになり、荷物検査を行って再度待った後、やっと口頭弁論が行われる部屋にたどり着きました。荷物検査の後はカメラ禁止です。

10時から口頭弁論が開始されました。
口頭弁論の時間は1件あたり1時間程度と聞いていたのですが、とにかくテンポが速かったです。
原告と被告が互いに主張を繰り返すと共に裁判官が適宜質問等を挟みました。
複数の裁判官が一度に複数の質問をして、誰がどのような質問をしたか忘れてしまい、笑いが出るような場面もありました。

とにかくスピーディーに話が展開されたので、その場ではついていけない場面も多かったです。後日最高裁から出されたスクリプトを読むと共に音声を聴いてなんとか理解しましたが、結論がどうなるかについては見当がつきません。判決は今年の5月か6月に出される予定です。

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口頭弁論が終わったのは昼過ぎでした。
この日は、朝早く、しかも口頭弁論があまりにもスピーディーだったので疲れましたが、非常に貴重な経験ができたいい一日でした。

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| 特許 | 04:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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