続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
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CAFCの見学
先日、CAFC(連邦巡回控訴裁判所,Court of Appeals for the Federal Circuit)の見学に行ってきました。CAFCは、ホワイトハウスのすぐ近くにあります。セキュリティチェックを受けた後、大きな法廷に案内して頂きました。



CAFCには幾つか法廷があるようですが、ここは一番大きな法廷とのことです。過去に確立されたテストやルールを変更するなど、実務上大きな影響を与える事件の審理はen bancで行われますが、そのen bancの審理もこの法廷で行われるとのことです。座席数からすると、恐らく300人程度は傍聴可能であると思うのですが、注目されている事件を傍聴する場合には、朝早くから並ばないと入れないこともあるそうです。

 ちなみに、CAFCの審理日程は、CAFCのウエブページで確認することができます。11月9日には、en banc による口頭審理が予定されているようです(Therasense Inc. v. Becton)。残念ながら、この日は都合上傍聴に行くことができないのですが、こちらに滞在している間に機会をみつけて傍聴しに行きたいと思います。
| 特許 | 19:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
スポーツ観戦
 昨夜は、こちらで知り合いになった米国弁理士の方と、アイスホッケー(NHL)の試合を見にいきました。私自身、生まれて初めてのアイスホッケー観戦です。試合は、ワシントンD.Cを本拠地とするCapitalsと、アトランタを本拠地とするThrashersとの対戦です。

 現地の方にアイスホッケーのルールを色々と教えて頂いたのですが、結構サッカーに似ているようです。サッカーと同様に、オフサイドという反則があります。ただ、サッカーの場合はバックラインを基準に判断されますが、アイスホッケーでは、センターラインの隣にあるディフェンスラインを基準に判断されるようです。

  アイスホッケーは、米国では、ベースボール、バスケットボール、アメフトに続いて人気のあるスポーツで、スタジアムは、Capitalsのチームカラーである赤のシャツを着た観客で埋め尽くされていました。
 試合の前にはアメリカ国歌が流れました。このときには、観客は皆立ちがあがり、帽子をとって国歌を歌っていました。毎試合の前に、国歌が流れるそうです。また、試合会場に設置されたモニタに戦争で負傷経験がある軍人の方が写されると、観客は皆拍手でその功績を称えていました。米国人は、愛国心が強いなあと改めて思いました。

  さて、試合のほうは相手チームに先制されたのですが、試合の終盤で、背番号28がハットトリック(これもサッカーと同じです)を決めて、Capitalsが逆転に成功しました。しかしながら、終了間際に点を取られて延長戦(overtime)に突入しました。延長戦では、Capitalsの別の選手が点を入れて、勝利しました。ハットトリック達成時には、観客がリンクに帽子を投げ入れるパフォーマンスがあり、大変見ごたえのある試合でした。

  ちなみに、惜しくもシュートが入らなかった場合は、英語では"close"とか"almost"といい、危うく点を取られそうであった場合には、"close"というそうです。どちらも"close"でいいということですが、イントネーションが違うとのこと。しかしながら、試合に熱くなった私は、思いっきり「惜しい〜」、「危ない」、「いいぞ〜」と叫んでいました。
| エンターテイメント | 11:35 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
感激!
 先週は、ワシントンD.Cで開催されたAIPLAのアニュアルミーティングに出席しました。米国のみならず、メキシコ、ブラジル、チリ、オーストラリア、中国など、様々な国の弁理士の方と親交を深めることができました。 ミーティングには、USPTOのKappos長官も来られていました。

  Kappos長官は、民間の会社から、USPTOの長官になられた方で、審査官の評価方法(カウントシステム)の変更や、審査面談の促進など、USPTOにおける様々な取り組みを主導されている方です。AIPLAの資料によれば、これらの取り組みによって一出願当たりのオフィスアクションの回数は2.9回から2.4回に減ったとのことです。

 私は、ミーティングの期間中に、なんと!このKappos長官と、直接お話することができたのです。ただ公演を聞いたのでありませんよ。一対一で直接お話しをさせて頂いたのです。ついでに握手もしてしまいました。私が、色々な改革をして頂き感謝しています、と話しかけると、Kappos長官は、私の方をしっかり見ながら一生懸命話を聞いて下さいました。緊張していたせいか、あまり覚えていないのですが、Kappos長官は、JPOとはこれからも協力して良好な関係を築いていきたい、というようなことを返答して下さいました。
 
 こちらにいる間に有名人に会えるかな〜と期待していたのですが、まさか本当に会えるとは・・・感激の一日でした。
| 特許 | 11:12 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
特許出願時の書類
現在、日本では、明細書と特許請求の範囲とは別々の書類となっていま
すが、米国の場合はどうでしょうか。
米国特許法111条には、出願時にはspecification、drawing (必要な
場合)、oath(またはDeclaration)が必要と記載されており、claimは
記載されていません。また、同112条には、 ”The specification shall
conclude with one or more claims…”と記載されています。
したがって、米国では、明細書の中にクレームが含まれているといえます。
平成14年改正前の日本と同じですね。
 
また、日本の出願では馴染みがありませんが、Oath又は Declaration
は、クレームに記載された発明を最初に発明したこと、及び明細書の内容
を理解していること等を宣誓する大事な書類です。通常は、宣言書の方を
提出します。この Declarationは、文字通り読むと”デクラレーション”と
なりますが、こちらの発音では、”デコレーション”に聞こえます。最初は何
のことを言っているのか分かりませんでした。

Declarationの様式は、USPTOのwebsiteからダウンロードすることが
できます。このDeclarationは、英語だけではなく、日本語をはじめ様々
な言語が併記されたものが提供されています。英語を理解できないのに、
英語の様式や英語の欄に記入やサインをすると、内容を理解していないの
に記入をしたということで、問題となることがあるようです。日本語が記載
された欄に記入した方が無難ですね。
| - | 19:50 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
祝日出勤?
 10月11日は、体育の日で日本はお休みですね。米国も、偶然ながら本日
(10月11日、コロンブスデー)は祝日です。特許庁などの官公庁や学校は
お休みです。でも、民間の会社は、営業しているところが多いそうです。
テレビによれば銀行も一部営業とのことでした。特許事務所はというと、お休
みのところよりも、営業しているところが若干多いようです。

で、私の滞在している事務所は、残念ながら営業日とのこと。郷に入れば
郷に従えということで、私も出勤しています。ある特許弁護士に、祝日なの
に何で休みではないのかと聞いたところ、マイナーな休日だから、との回答
でした。学校はお休みなのに、家族には文句言われないのか、とさらに
聞くと、笑っていました。

一方、メジャーな休日は、前後に併せて休みをとって、連休にする人が多い
ようです。先ほどの特許弁護士も、サンクスギビングデーの前後には休み
をとって旅行するとのことでした。確かに、まとめて休みを取って旅行でも
した方がリフレッシュできるし、家族も喜ぶでしょうね。
| 日常 | 06:05 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ワシントンD.Cの大学
米国の特許事務所の中には、大学からインターンとして大学生を受け
入れて、特許実務を経験してもらう機会を提供している事務所があり
ます。先日訪問したD.Cにある特許事務所でも、ジョージタウン大学や
ジョージワシントン大学からインターンを受け入れているとの話を伺い
ました。

ところで、ジョージタウン大学は、その名の通り、ジョージタウンにある
歴史ある大学であり、ノーベル賞の受賞者を5名も輩出している大学
なのだそうです。ジョージタウンには、ヨーロッパのような綺麗な町並
みがあると伺っていたので、休日を利用して訪れてみました。
 
ジョージタウンの町並みも綺麗でしたが、ジョージタウン大学も、
写真の通り、大変美しく歴史と威厳を感じました。

 

大学の敷地内に入って探索していたところ、大学らしいたくさんの貼り
紙がありました。その中に下の写真のようなものがありました。
英語ネイティブの方とアラビア語ネイティブの方、英語ネイティブの方
と韓国語ネイティブの方で、互いにそれぞれの言語と文化を学びましょ
うというような趣旨のようです。残念ながら、日本語のものを見つける
ことができませんでした。

 

天気がよく、また、運良くテイクアウト用の寿司を見つけたので、購入して
公園で食べることにしました。寿司は、巻き寿司の形となっており、中に
入っていたネタは新鮮なようでした。
しかしながら、上に載っていた赤いトマトケチャップみたいなスパイス
(辛い!)が、ネタの風味をかき消してしまっていました。味覚の違いを
体験することは、異文化体験の一つだと思うのですが、あの赤いやつが
かかった寿司はもう選ばないようにしたいと思います。

 
| - | 06:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
クロスカルチャー
昨日から一気に寒くなりました。今日はオールシーズン用のスーツを着ていたのですが、それでも寒いくらいでした。もっと冬服を持ってくればよかった。。。これからは紅葉が一気に進みそうです。

ところで、皆さんは、顔は見たことあるけど、話したことがないと人に会ったとき、どういう風に挨拶されますか。例えば、アパートのエレベーターに偶然乗り合わせたり、近所で偶然すれ違ったりした場合、声に出して挨拶しなくても、軽く頭を下げて会釈することが多いと思います。

しかしながら、こちらでは、軽く頭を下げても、無視される(気付かれない)ことが殆どです。見掛けたら、笑顔で"Hi!"とか、"Good morinig"とか言えば、大抵の方は、返事してくれます。最初は、これがなかなかできませんでしたが、最近、やっと自然にできるようになってきたような気がします。

ところが、昨日は、地下鉄のエスカレータを出口で、出口を強引に横切ろうとしてきた方と、接触しそうになりました。結局接触しなかったのですが、Say, "Excuse me"と怒鳴られてしまいました。私は悪くない、と思ったのですが、接触しそうになったのは事実なので、"Excuse me"と言って、足早に立ち去りました。後ろから何か文句を言っていたようですが、私には聞き取れませんでした(怖い、怖い)。

挨拶や、とっさの一言って大事ですね。 
| 日常 | 12:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
DC観光
一昨日までは、天気が悪かったのですが、昨日の午後からいい天気に
なり、今朝は秋らしい快晴でした。そこで、カメラを持って、DC観光を
することにしました。

最初は、リンカーン記念館に行きました。リンカーン記念館に行く
途中に、アインシュタインの像がありました。像の片手に乗せられた
ノートには見たことのある式が書いてありました。確か、この式が出
てくる頃から物理が嫌いになったような気が・・・

 

続いて、私の住むバージニア州とワシントンDCとの間を流れる
ポトマック川沿いに歩いて、フランクリン・ルーズベルト記念公園、
ジェファーソン記念館を見学し、ワシントン記念塔に着きました。
今日は、休日で天気がいいこともあり、たくさんの観光客がいました。

その後、北上して、やっとホワイトハウスです。イメージしていたよりも
小さく感じましたが、やはり格式の高さを感じました。

ここで、写真を撮って、次にCAFCに向かいました。CAFCはホワイト
ハウスの直ぐ近くにあります。さて、ここで写真を撮ろうとすると、
なんと電池切れ(>_<)。後日、出直してくるとしましょう。

 
| エンターテイメント | 05:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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