続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
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See You Again!

早いもので、まもなくDC駐在生活が終わろうとしています。(明日DCを発ちます。)

あっという間の3ヶ月でしたが、DC駐在員として色々なことを体験することができ、また、現地の弁護士や日本企業からの駐在員の方々をはじめ、多くの人と知り合うことができました。

正直にいうと、赴任前は期待よりも不安の方が大きかったのですが、今では「本当に来てよかった。チャンスがあればまた来たい」と心から思います。
このように思いつつ帰国できるのも、DCでの生活をサポートしてくれた皆様、また、日本から応援してくれた皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。
(DCで知り合った皆様、またお会いできるのを楽しみにしています!)

なお、私は明日帰国しますが、当ブログは後任の駐在員が引き継ぎます。(本人いわく、ニックネームは"Tak"の予定とのこと。)
今後とも、当ブログをよろしくお願いいたします。

それでは、"See you again!"

| - | 05:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シカゴ
6月22日から25日までシカゴへ出張に行ってきました。副所長のKさんと合流して、現地の法律事務所等を訪問し、多くのミーティングを行いました。

ところで、シカゴ名物といえば「建築」。残念ながら観光する時間はほぼ皆無でしたが、出張先に向かう途中に様々なビルを眺めて楽しむことができました。DCには高層ビルがないので、思わず上を見上げてキョロキョロしてしまいましたよ。完全に「おのぼりさん」でしたね。

下の写真はシカゴ川の橋の上から撮ったもの。両サイドのビルの間の、中央に見える建物は"リグレービル"。ヨーロッパ風の優雅な時計塔が目印です。左側のビルは"トランプ・インターナショナル ホテル&タワー"。下の方しか写っていなくて恐縮ですが、高さ413mの超高層ビルです。3〜12階が駐車場(1000台収容可能!)とのことなので、写真に写っているのはその部分でしょう。



下の写真は、同じ橋の反対側に見えた"マリーナシティ"というトウモロコシ型のツインタワー(高さ168m)です。このビルも下層部18階が駐車場になっています。何だか私、駐車場ばかり撮っていますね。



上記の通り、観光は全くしませんでしたが、最終日前夜に、Kさんが「打ち上げ」と称して"ジョン・ハンコック・センター"のスカイラウンジ(96階!)に連れて行ってくれました。下の写真2つはそのラウンジからのシカゴの夜景です。ちなみに、少なくとも見える範囲では、この店に男2人で来ていたのは我々だけでした。Kさんが顔に似合わず(?)その点を恥ずかしそうにしてたのが可笑しかったです(Kさん、お疲れ様でした&ありがとうございました。)。





このシカゴ出張が終わって、DC駐在も残すところあと5日。最後まで頑張ります!

| - | 12:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
早くも猛暑
先週のDCは暑い日が多く、聞くところによると100°Fに達した日もあったとか・・・。DCは6月から急に暑くなるという話を聞いていましたが、地元の人も「この暑さは異常だ!」と言っていました。ご存知の方も多いかとは思いますが、換算式は°C=(°F-32)×5/9。100°Fということは約38°Cということですね。ひぇ〜!

ただ、外の暑さによらず、この時期、建物の中はどこもキンキンに冷えていて、私には寒いくらいです。白色人種の人たちは我々日本人よりも体温が1〜2°C低く、彼らと私とでは体感温度が異なる、というのがその理由のようです。

なので、私は、「日本が電力問題で苦しんでいるのに申し訳ない・・・」と思いつつ、周囲に寒いと文句を言わず、オフィスでは上着を着て仕事をしています。(もともとエアコンが苦手な私には、決して嬉しいことではないのです。念のため。)

ところが、私のオフィスはまだマシな方のようで、日本人の知り合いは「寒すぎて、机の影にヒーターを置いている」と言っていました。ここまで来ると、ちょっと行き過ぎのような気もしますね。

また、現地の車通勤者の中には、一日の中で外に出るのは家又はオフィスと車との間の移動だけ、という人も少なくありません。そんなこともあり、私の知り合いの一人は、先日の猛暑について、「帰宅後にニュースを見るまで知らなかった」とのこと。何とも羨ましい話です。

・・・と、このブログを書いているうちに、外は激しい雷雨になっていました。私、白状しますが、雷が苦手なので、今日のブログはこのへんでおしまいとさせていただきます。

| - | 06:20 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
DC〜ニューヨークの移動手段
 話は遡りますが、5月30日(月)はメモリアルデーでした。USは日本に比べて祝日が少なく、今回のような三連休は貴重です。そこで、この三連休を利用してニューヨークに行ってきました(完全なプライベート旅行ですので、費用は自腹です。念のため。)

ところで、US国内の長距離移動というと飛行機が一般的ですが、DC〜ニューヨーク間の移動にはAmtrak(特にAcela Express)の利用をお薦めします。ちなみに、私がニューヨークに行く前、現地の弁護士の何人かに「飛行機とAmtrak、どっちがいい?」と質問しましたが、全員が「断然Amtrak!」との回答でした。

例えば、飛行機で移動する場合、チェックインやセキュリティチェックのために、出発の何時間も前に空港に行かなければなりません。また、Dulles空港(DC)やJohn F Kennedy空港(NY)のように郊外にある空港を利用する場合には、そこまで移動するための時間を考慮する必要があります。そのため、飛行機に乗っている時間自体は短時間であっても、トータルの移動時間は長くなってしまいます。

これに対してAmtrakの場合、出発の15分前までに指定されたゲートに行けばOKであり、煩わしいセキュリティチェックはありません。また、Union Station(DC)及びPenn Station(NY)のいずれも、市内のど真ん中に位置するので、滞在先からのアクセスは非常によいです。そして、DC〜NYの所要時間は便によって若干異なりますが、Acela Expressを使えば概ね3時間弱での移動が可能です。

また、Acela Expressの場合、座席の上にかなり大きなキャビネットが設けられており、飛行機の場合には機内に持ち込めないサイズの荷物も車内に持ち込むことができる、というのもメリットの一つでしょう。もちろん自分で持ち込む荷物に費用はかかりません。

さらに、Acela Expressの場合、座席はファースト・クラスとビジネス・クラスに分かれますが、ビジネス・クラスでも、座席のスペースは飛行機のエコノミー・クラスよりもはるかに広く快適です。

強いて難点を言うと、USは地形に起伏が少ないため、車窓の景色があまり代わり映えしないという点でしょうか。でも、上記の通り快適な乗り心地なので、移動中にぐっすり眠りたい人にはもってこいです。

Amtrak(Acela Expressを含む)のチケットは、下記のサイトから事前にネット予約をすることができます。

http://www.amtrak.com/servlet/ContentServer?pagename=Amtrak/HomePage


また、ネット予約の手順、注意事項等については、例えば下記のサイトに日本語で記されていますので、参考にしてください。

http://www.amtraktowns.com/aboutamtrak/aboard.html


なお、料金は便によって異なりますので、ご注意下さい。全体的な傾向として、早い時間帯の便の方が安いように思われます。

また、上記のサイトを見ただけでは分かりにくいのですが、席は決まっておらず、ゲートが開いてから早いもの勝ちになります。しかし、よほどのことがない限り、座席には余裕があるようですので、荷物を抱えて走る必要はありません。私の場合も、メモリアルデーウィークの移動だったので心配していましたが、実際にはかなり空席が目立っていました。

Amtrakに興味のある方は、ぜひお試し下さい!


| - | 05:04 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
U.S.PTO

知り合いの弁護士さんがU.S.PTOを案内してくれるというので、そのツアーに参加してきました。

U.S.PTOは、地下鉄Blue lineのKing Street駅から徒歩約5分のところにあります。



上の写真の正面に見える建物の中に入ると、中央部は吹き抜けになっていて、天井はガラス張り。

 

下の写真は敷地内の案内図。お恥ずかしい話ですが、最初の写真を撮った位置の両側にあるビル群も実はU.S.PTOの建物だということを、この図を見るまで気づきませんでした。上側中央の建物(今いる建物)の左側には調査室、右側には展示室等が設けられています。その左右に見える水色の建物は駐車場。そして、審査官のオフィスは下側の4つの青い建物に入っています。なお、Primary Examinerには在宅勤務が認められており、彼らは審査官面談等の用事がなければ自宅で仕事しているとのこと。



展示室に入ってすぐのところには、なぜがたくさん引出しのついた家具(?)がおいてあり、解説には「なぜ特許がshoeと呼ばれていたか?」とありました。私には特許がshoeと呼ばれていたこと自体初耳でしたが、諸説ある中で、「書類のサイズが靴と同程度で、書類入れに下駄箱を使っていたから」というのが有力な説のようです。



また、昔は、特許出願の際、発明品の模型が持ち込まれることが多かったそうで、展示室には様々な模型が陳列されていました。下の写真はmicrowave oven(電子レンジ)。



下の写真中、後列右から2番目の緑色の箱はrefrigerator(冷蔵庫)です。写真では分かりにくいかもしれませんが、上面の開口部から氷を入れ、正面の扉から冷やしたい物を入れる、という仕組みのようです。他の模型は、横にある明細書及び図面を見ても何だかよくわかりませんでした(スミマセン)。



ちなみに、展示される模型は、「見学者が飽きないように」との理由から、頻繁に入れ替えられるそうです。皆さんが次に見学に行かれたときには、違う模型を見ることができるかもしれませんね。

また、写真がなくて恐縮ですが、この展示室には、U.S.PTO長官のMr. Kapposの写真や昔の有名な発明家の肖像画が飾ってある部屋があります。そして、その部屋に足を踏み入れると、写真や肖像画の人たちが突然動き出して発明談義をはじめます。(つまり、肖像画の中の発明家は、本人ではなく、ソックリさんだった、というオチです。)

その他、展示室にはgift shopもあります。"U.S.PTO"というロゴが描かれたTシャツ等、いかにもというグッズの他、発明や商標にちなんだ様々なグッズが売られていますので、興味がある方はぜひ。

次に我々が向かったのは調査室。ID(パスポート等)を提示すれば中まで入ることができ、調査官等の迷惑にならないよう配慮すれば、写真撮影も許されています。

この調査室には、数百台の端末が設置されていて、調査官と思しき人たちが黙々と働いていました。

また、調査室の片隅には、調査官が使っていた机が展示されていました(下の写真)。机には本立てのようなものが付いていて、昔の調査官は、そこに書類を立てかけて、抱え込むように書類をめくって調査をしていたそうです。案内してくれた現地の弁護士の話によると「物凄い勢いで紙をめくるので、大量の粉塵が舞ってしまったそうだ。そのため、調査官の仕事はhardでdustyなものだった」とのこと。



「昔の審査官は大変だったんだなあ」としみじみ思いつつ目を移すと、現代の調査官が物凄い勢いでモニターをスクロールしながら調査している姿が・・・。調査官の仕事は、dustyではなくなったかもしれませんが、hardであることには変わりないようです。

| - | 01:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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