続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
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DCが思い出になる前に
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金曜の夜遅く、DCの空港に帰ってきました。DCにいるのはほんの3ヶ月ほどの期間ですが、帰ってくるともはや“ホーム感”のようなものを感じます。DCに来たばかりの頃は武骨に思えたワシントン・メトロの車両も、何日かぶりに見ると愛おしくさえ思えてくるから不思議なものです。

帰った夜は、ミネアポリスと比べて随分と暖かく感じたのですが、週末のDCは一気に冷え込みました。冷えるからか、DCもあと1週間ほどかと思うと、少し感傷的にもなります。週末にはDCエリアの知財関係者の飲み会(ボールストン会と称しています。)に参加して、それは楽しく飲むことができたのですが、楽しいだけに、もう少しいれたらなとも思ってしまいます。そんな感傷的な気分で部屋で荷物をまとめていると、iPodのシャッフル再生でスピッツの曲が流れてきて、なんだかせつなくなりました。

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荷物のまとめがひと段落してから気を取り直して、お土産探しに、クラレンドンの雑貨屋さん、Crate & Barrelにやって来ました。ここはFrancfrancよりもう少し高級感のあるような品揃えで、とても雰囲気のよい雑貨屋さんです。お店にはもうクリスマスのデコレーションが出ていました。

お土産には、かわいいパッケージのお菓子を見つけることができました。帰りの準備も着々と進んでいます。
 
| 日常 | 08:42 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
IDSの中心地はアメリカ中西部にあり
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シカゴから、ミネソタ州、ミネアポリスに移動しました。メインストリートのニコレットモールは、クリスマス的なイルミネーションになっていてとてもきれいです。ただ気温はとても低く、普通に0℃を下回っています。もはや別の国に来てしまったかのような雰囲気です。寒さのせいか人通りは少ないようです。

実は、ミネアポリスのダウンタウンのビルのほとんどは、Skywayという連絡通路でつながっているので、全く外に出ずにどこまでも行けてしまいます。だから寒さはあまり気になりません。歩いているとむしろ暑くなるくらいです。

いくつものSkywayを渡ってさまよっているうちに、知財関係者に愛されてやまないIDSの文字を発見しました。

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IDS Centerは、下層がショッピングエリアで上がオフィスビルになっている複合ビルでした。ミネアポリスで一番大きなビルのようです。IDSのことで悩んだら、ここに来ればきっと解決することでしょう!
もっとも、IDSといってもInformation Disclosure Statementのことではなく、Investors Deverfied Servicesという金融会社の名前に由来しているそうです。

あと1日で、アメリカ駐在中の最後の出張が終わります。
 
| 特許 | 00:47 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ワシントンモニュメント
ワシントンDCの象徴といえば、やっぱりワシントンモニュメントです。

電波塔などの機能を持たせるわけでもなく純粋に”記念塔”として高さ169mの建造物を造るなんて、アメリカ人は大胆です。これだけ大きくてシンプル形状で機能がない物体って他にはあまりないですよね。
私がDCに来たときには既にワシントンモニュメントは写真のように修復工事用の足場にすっぽりと囲まれていました。生の姿が見られずとても残念です。

 
今回の駐在期間では生のワシントンモニュメントは見られないだろうと諦めていたら、2週間ほど前だったか「ワシントンモニュメントの修復工事が終わって足場の撤去が始まる」とのニュースが入ってきました。もしかしたら帰国前に間に合うかもしれない、との期待が高まります。
ちなみにそのニュースは「足場撤去に伴いワシントンモニュメントの夜間のイルミネーションが終了する」というところに本当の主題があったのですが、イルミネーションというのはこんな感じです。

夜間には足場に取り付けられた照明が点灯し、光るモニュメントになります。写真ではモニュメントの上の部分だけが光っていますが基本的には全部光ります。現在ではもう実施されていません。でも、イルミネーションより足場の有無の方が重要です。

そして、現在の足場撤去の進捗はこんな感じです。

上から2割ぐらい足場が外れました。ここ2,3日で急に進んだような気もします。
帰国まであと約2週間弱、はたしてワシントンモニュメントの完全な生の姿は見られるのでしょうか!?

 
| - | 12:01 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
シカゴ・バウンド
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シカゴに出張に来ています。東京に「東京」という名の通りは多分無いと思いますが、シカゴにはChicago Avenueがあるのを発見しました。

シカゴと言って個人的に思い出すのは、学生の頃よく聴いたブルース・バンド、憂歌団の名曲シカゴ・バウンドです。木村さんの天使のダミ声、内田勘太郎の泣きのスライドギターに、何度涙したことか。憂歌団が活動休止したのは1998年のことですから、こんなことを言っていると歳がばれるというものです。。でも今年、3人で復活したみたいですね。

ということである意味、個人的に思い入れのある街、シカゴです。

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シカゴ観光の定番(らしい)、ジョン・ハンコック・センターからの夜景です。うっとりするような美しい夜景ですが、オッサン一人で見ていても、何もロマンチックなことは起こりません。

初めて来たシカゴの印象は、洗練された雰囲気があって、日本人にも馴染みやすい街なのかなという感じです。ループと呼ばれるコンパクトなエリアにビジネス街が集中して発達しているので、とても便利そうです。

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ループというのは、ダウンタウンのビルの間を環状に走る高架鉄道に由来するそうです。この環状の高架鉄道には、写真のような小さな駅がいくつか設けられていて、郊外の各方面からダウンタウンに入るいくつかの路線の電車が、この環状の高架鉄道をぐるっと廻ってまた郊外に出ていきます。このシステムだと、どの路線に乗る人も乗り換えなしにループに入れますし、街の真ん中に大きなターミナル駅を設ける必要がないですから、とても合理的ですね。私が少し乗った限りでは、車内の雰囲気もよく、安心して乗ることができそうでした。

街の様子を何となくつかんだところで、今度はシカゴの法律事務所の弁護士を相手に、英語で特許のプレゼンです。もう少し上達するといいのですが、なかなかこればかりは一筋縄にいきません。とにかくがんばります。
| 特許 | 16:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
続メトロの話

昨日までまったく気づきませんでしたが、いつからか、メトロのボールストン駅にある行先路線図にシルバーラインが加わっていました。シルバーラインはまだ建設中なのに気が早いですね。写真では少し水色っぽく見えますがシルバーです。
シルバーラインとは、現行のオレンジラインから分岐してダレス空港方面に延びる新線です。第1段階として、ダレス空港に行く途中までの区間(レストン市まで)が来年春に開通するそうです。路線図の差し替えはこのための準備ですかね。なお、シルバーラインが更にダレス空港まで開通するのは第2段階で、あと5年ほどかかるそうです。

第1段階では巨大ショッピングエリアであるタイソンズコーナーにもシルバーラインの駅が出来るようです。現在のタイソンズコーナーは魅力的なショッピングエリアでありながらも公共交通機関でのアクセスがあまり良くないので足が遠のきがちです。タイソンズコーナーにメトロが繋がれば、現在のペンタゴンシティモールのように外国人旅行者の買物客がたくさん増えそうですね。
| - | 12:08 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
DC駐在トレイニーの日常
3ヶ月のDC駐在も、残すところ2週間ほどになりました。
時間の過ぎるのは本当にあっという間です。

ところで、法律事務所を訪問したときなどに、こちらで君は普段、主に何をやっているんだい?という質問を受けることがよくあります。

考えてみれば、一口にトレイニーと言っても、活動の内容は人によって結構違うのかもしれません。企業の知財部署からのトレイニーの場合、各法律事務所が開催するセミナーへの参加と、自社のUS出願案件のオフィス・アクション対応を中心に活動されている方が多いようですが、その割合は各企業の方針や駐在事務所によっても変わるのでしょうね。

私のような特許事務所からのトレイニーとしては、セミナーやオフィス・アクション対応などを通じた実務トレーニングももちろん大事なのですが、各法律事務所を訪問して代理人弁護士と直接会うことも重要だということを実感します。やはり人同士の付き合いですから、実際に会うことで仕事は非常にやりやすくなりますからね。もちろん米国と日本では違いはたくさんあるわけですが、同じ知財を扱う者同士、話してみれば共感できる部分も多いということもわかってきます。
日本に帰ってからも、こちらでの経験を大きな財産として実務に生かしたいと思っています。

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記事がやや真面目すぎる?内容になったので、おまけの写真です。
先日、ニューヨーク出張時にタイムズ・スクエアで見かけた巨大なニコちゃんです。
| 特許 | 14:51 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
All You Need Is ...
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アメリカの古都、フィラデルフィアでの修行最終日の朝、少しだけ早起きして、市内中心部にあるLove Parkまで歩きました。写真のLOVEの彫刻は、どこかで見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。Robert Indianaというアメリカのポップ・アーティストの作品だそうです。正面切って"LOVE"をモチーフにしてしまうのは、日本人的には少し照れくさく感じるところもありますが、これもアメリカ人のメンタリティなのかもしれません。ちなみにLove Parkは通称で、正式にはJohn F. Kennedy Plazaだそうです。公園は高層ビル群の中にあって、正午を過ぎるとビルの影に入ってしまうので、LOVEにしっかりと光が当たる朝の見学がお薦めです。

フィラデルフィアで最後に訪問した法律事務所は、日本人スタッフの方もいる親日的な雰囲気で、少し疲れもあった気分が和らぎました。日本によく行くという米国弁護士の方の一人が、日本で購入したペン類のコレクションを見せてくれたのですが、ペン類が引き出し一杯に入っていてとても驚きました。確かに、こちらではどうもペン類の書き心地がもう一つかなというところがあって、日本のペン類の品質の高さを実感していたので、コレクションする気持ちもわかりますね。ペン類も含めて、日本のステーショナリーのレベルは何気に高いと思います。

そして、日本人スタッフの方の話をよくよく聞いてみると、実は、私が今駐在している事務所にいる日本人Patent Agentの方と知り合いだったということがわかりました。この世界、狭いものですね。初めて会う人でも、どこかでつながっていることが本当に多いです。

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DC行きの長距離列車、Amtrakに乗る30th Sreet Stationです。見上げるような高さの荘厳な建物です。Amtrakが40分くらい遅れるというちょっとしたトラブルがありましたが、無事にDCに帰ることができました。
| 特許 | 02:43 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
再びメトロの話

再びワシントンDCのメトロの話です。
写真は駅に停車した電車が再び走り出すところですが、さて、この電車はどちらに向かって走り出すでしょうか?

  A.画面奥側から手前に向かって走り出す。
  B.画面手前側から奥に向かって走り出す。
東京の電車利用者の方の多くは、B.のほうが感覚に合うのではないでしょうか? しかし、正解は、A.です。東京の電車とは逆で、DCのメトロは右側通行です。
 
このように電車の進行方向が慣れたものと逆になると困ったことが起こります。例えば、ホームでの電車待ちのときに思っていたのとは反対側から電車が来るのは良いとして、電車から降りた直後も予定の出口改札とは反対側に無意識に歩き始めたりします。また、駅の中では「あっちがDC側でこっちがバージニア側」というような方向感覚が狂っていて、今自分がどっちを向いているのか直感的には分かりません。
たかが電車の進行方向が変わったぐらいで、方向オンチっぽくなりました。本当です。
 
東京にいる時にはまったく気付いていなかったのですが、東京の電車にもちゃんとルール(左側通行)があり、そのルールが自分に染み付いていることを初めて知りました。

 
| - | 06:09 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アメリカの古都で日本の特許実務の話など
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フィラデルフィアに出張に来ています。
フィラデルフィアは独立宣言の署名が行われたアメリカ建国の地であり、DCがアメリカの首都となる前に一時的に首都であった、いわばアメリカの古都です。

DCと比べると、日本人の姿を見かけることは少ないようです。古都ということもあってか、人々がやや保守的な印象もあって、DCとは雰囲気がまた違いますね。人々があまり日本人慣れしていないようで、私の英語が普段よりもさらに通じにくい気が。。

そんな戸惑いもありながら、さらに慣れない英語でプレゼンをするということで、どうなることかとプレッシャーを感じつつ、こちらの法律事務所を訪問しました。到着すると、挨拶もそこそこに、想定外にたくさんの参加者を相手にプレゼンをはじめることに。話の内容は、最近の日本の特許審査の統計的な情報、日本での拒絶理由克服のためのアイデアなどの紹介でしたが、興味を持って質問をしてくれる人もいて、何とかプレゼンらしきものとすることができたようです。やれやれです。言いたかったことがどれだけ通じたかというのは怪しいものですが、、まあ何事も経験です(?)。

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事務所訪問を終えて、ほっとしつつ、日暮れが近い街をぶらぶら歩きました。フィラデルフィアでは、中心部に集中して超高層ビルが並んでいます。古都であるのと同時に、大きなビジネス都市でもありますね。

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アップルストアも見つけました。どこの街でもさすがにクールな外観です。

あと1日、アメリカの古都で修行の旅が続きます。
 
| 特許 | 15:39 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Supreme Court
先週、特許関連のケースについてSupreme Court(最高裁判所)のOral Argument(口頭弁論)があるとの情報を得て、駐在先事務所の方と一緒に傍聴に行ってきました。


Supreme CourtのCourtroom(法廷)は、CAFCのそれよりもかなり大きく荘厳な雰囲気です。一番前の9つの椅子が、9人のJustice(判事)の席です。


実は上の写真は観光コースにあったCourtroomのモデルを撮影したものです。Courtroomはカメラ持込み不可なので本物は撮影できません。精巧なモデルですね。


弁論の内容は、特許権非侵害のDeclaratory Judgment(確認訴訟)における立証責任に関するものでした。出来合いの形式的な弁論が行われるのかなとも思っていましたが、両代理人が一生懸命に具体例を出したり喩え話をしたりしながら自分の主張を説明していました。判事からの質問に代理人が苦しんだりする場面も見られました。米国司法の頂点で特許関連事件の傍聴という、非常に貴重な経験ができました。
| - | 03:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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