初めまして、土居猛と申します。12月9日から1月11日までの日程で、ワシントンDCエリアに駐在しております。
12月9日の入国から、ワシントンDCエリアのいくつかの法律事務所を訪問し、また、米国判例セミナーに出席するなどしておりましたが、とりあえず今年の予定はほぼ終了したというところです。来年に入ってからも10日ほどの日程が残っていますが、引き続き、米国でしかできない経験を積んでいきたいと思っています。
さて、初めましてのご挨拶だけでも何ですので、先日、DCの書店に行った時のお話を一つ。残念ながら写真を撮っておらず、文字ばかりの長文になりますが、もしご興味があればお付き合いを。
行った書店は、
BARNES&NOBLEという米国で最大といわれる書店チェーンの、地下鉄のメトロセンター駅近くにあるDowntown店。
店内に入ってみると、見渡す限りの洋書、洋書、洋書!
……って、ここはアメリカなんだから当たり前ですね。
小説、実用書、旅行ガイド、語学関連、法律関連、コンピュータ関連、雑誌、……とひとしきり各コーナーの書籍を眺めたのですが、その後、ふと
「日本に関連する本って、アメリカではどのように扱われているんだろう?」
という素朴な疑問が湧いてきました。
そこで、まず見に行ったのが、Mangaのコーナー。ComicではなくMangaと大書されておりました。このMangaのコーナー、けっこうな広さを占めており、多数の本が陳列されていました。本の中身はというと、日本のマンガ本の英訳ですね。あくまで一例ですが、Eiichiro Odaさんの"ONE PIECE"、Naoko Takeuchiさんの"SAILOR MOON"など。
そういえば雑誌コーナーにも
OTAKU USAという雑誌が置かれていましたが(しかもご丁寧に、表紙にはカタカナで「オタク」という文字も入っていました)、アメリカでも日本のマンガやアニメは人気があるということなのでしょうか。
他に、料理本コーナーにも行ってみました。日本食・日本料理に関する本は数冊程度。その多くは、Sushiの作り方に関する本でした。これらの本は、仕事でSushiを作る方のための本なのでしょうか?それとも、Sushiを作ってみたいという一般の方が一定数おられるのでしょうか。
日本食に関連する本として、
Japanese Soul Cookingという書籍もありましたが、目次を見てみると、
1. Ramen
2. Gyoza
3. Curry
・・・正直、これは日本食といっていいのか微妙な気もします。
Tempura、Okonomiyaki、Donburi、Soba、Udonあたりには違和感はないのですが。
他にも語学コーナーで日本語の教材を見て、英語圏の人はこのようにして日本語、漢字を勉強するのかと感心してみたり、小説コーナーでMURAKAMI氏の小説の数々を見て、村上春樹氏の英語圏での知名度の高さを改めて感じてみたり(ちなみにRyu Murakami氏の小説もありました)、パズル雑誌のコーナーの一角にSUDOKUという区分があって、数独って世界共通語だったのかと驚いてみたり、色々なジャンルの本を見て色々な発見をしました。
日本を離れて初めて分かることって、多々あるものなんですね。