続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
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USPTOでのインタビュー

現地代理人と共に米国特許商標庁(USPTO)でのインタビューに行ってきました。事前に現地代理人と打ち合わせも実施しており、気合十分で臨みました。

 USPTOの建物は、メインの庁舎と4つの別館から構成されています。メインの庁舎の目の前には長方形状の公園があり、その両脇に2つずつの別館が配置されています。下記の写真は、メインの庁舎を真正面から撮ったものです。とても立派な建物です。
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 メインの庁舎の真ん中部分は全面ガラス張りで、中は大きな吹き抜け空間になっています。うーん、中も立派・・・。

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メインの庁舎の1階には、お土産などを売っているミュージアム等もあり、観光客などの一般の人たちが大勢訪れていました。ミュージアムの入口近くには、前USPTO長官、ジェファーソン(元大統領)、エジソン等が会話をしながら(ユーモアを交えつつ)米国知財の歴史を解説してくれるビデオコーナー等もありました。

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さて、肝心のインタビューは、メインの庁舎の左手前にある別館で行われました。パスポートチェックや荷物検査をして入口ゲートをくぐり抜けたところに審査官が待ってくれていました。ゲートをくぐり抜ける前から、「ニコニコした爽やかな人が立っているな・・・」と思っていたのですが、まさかその人が審査官とは思わなかったのでびっくりしました。そして、インタビューを行う部屋まで、審査官が自ら案内してくれました。インタビューの詳細についてここに書くことはできませんが、堅苦しくない雰囲気の中、審査官と有意義な意見交換を行うことができました。

最後に、インタビュー終了後にUSPTOのメインの庁舎をバックにして現地代理人と一緒に撮った写真を載せておきます。真ん中に写っているのが現地代理人です。左側に写っているのが3ヶ月駐在の諏澤さんです。右側に写っているのが私です。一仕事終えて、皆晴れ晴れとした表情を浮かべています。

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| 特許 | 12:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ワシントンでの駐在生活開始
はじめまして。というか、2年ぶりの投稿になります。
前回は約1ヶ月のワシントン駐在生活でしたが、今回は約3ヶ月の長期の滞在となります。ワシントンでの駐在生活の様子を随時発信していきますので、よろしくお願いします。
約1週間前に東京からワシントンDCに入り、さっそく到着翌日からお世話になる特許事務所にお邪魔しております。これから、この特許事務所に仕事の基盤を置きながら、米国特許関係のセミナーを受けたり、実際の米国特許出願のOA(オフィスアクション)の検討を米国特許弁護士と一緒にさせていただり、他の事務所に訪問したりといった生活が続きます。
駐在先の特許事務所は、ワシントンDCの中心から地下鉄で約30分の距離にあるバージニア州アレキサンドリアにあります。アレキサンドリアは、「オールドタウン」とも呼ばれ、古くから商人の町として栄え、初代大統領のジョージ・ワシントンが住んでいた町としても有名です。ちょっと周辺も散策してみましたが、古い家やお店が並んでいて情緒ある街並みでした。このアレキサンドリアには、米国特許商標庁(USPTO)もあります。
駐在初日には、駐在先の事務所内の案内をしていただいたのちに、自分専用の個室にも案内していただきました。日本の特許事務所では考えられませんが、米国特許弁理士には個室が与えられるのが通常のようで、私のようなトレーニー(研修生)にも個室を貸していただけました。有り難いことです。




部屋には、プリンター、電話機、LANネットワークも完備されていました。ここまでしていただいたので、3ヶ月で沢山の知識や経験を吸収して有意義な駐在にしたいと思います。
最後に、さっそく最初の週末には、駐在先事務所の方にメジャーリーグ観戦に連れて行っていただいたので、その時の写真を載せます。なんと、試合中に私と一緒に行った日本人トレーニーの方に目がけてファウルボールが飛んできて、その方は見事そのファウルボールをゲットしました!日本の野球ではファウルボールはボールボーイに返さないといけないですが、メジャーはそんなことはないようです。太っ腹ですね!


 
| 日常 | 02:23 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ワシントンDCの春

はじめまして。先週末(4月13日)から約1か月間ワシントンDCに駐在することになりました岡崎大志と申します。ワシントンDCに来てから、現地代理人の事務所を訪問したり、セミナーを受講したりして丸1週間が経過し、こちらでの生活にも大分慣れました。

 

「地球の歩き方」によると、ワシントンDCは、フランス人技師ピエール・シャルル・ランファンによって設計された公園都市らしく、碁盤目状に道が走り、公園がたくさんある自然豊かな街です。私自身、モール、デュポンサークル、ジョージタウンといったエリアを散策しましたが、非常によく考えて設計された美しい街だと感じています。

 

ワシントンDCは寒暖差が大きく、私がワシントンDCに到着した先週の日曜日は最高気温が29℃という初夏のような暑さでしたが、先週中頃に雨が降った後少し肌寒い日が続きました。その後また暖かくなり、今週末はとても気持ちのいい春らしい週末になりました。

 

今回は、そんなワシントンDCの春の様子をいくつかご紹介します。

 

まずは、毎年3月下旬から4月初旬にさくらまつり(National Cherry Blossom Festival)が開催されることで有名なタイダルベイスンの写真です。

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さくらまつりは、毎年約100万人の人々が集まる大きなフェスティバルです。上記の写真を撮ったのは、ちょうどさくらまつりが終わった日の翌日です。満開の桜というわけにはいきませんでしたが、桜の景色を楽しむことができました。

 

タイダルベイスンは、上野の不忍池の4倍ほどの大きさの人口池で、その周囲には約3000本もの桜が植えられているそうです。これらの桜は、1912年に日本から贈られた桜の子孫らしいです。

 

続いて、今日(4月20日)のデュポンサークルの様子です。

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今日はとても暖かく陽気な週末だったためか、デュポンサークルの周辺は、とても多くの人達で賑っていました。上記写真のように、デュポンサークルでは、陽気な音楽に合わせて踊っている人達がおり、多くのギャラリーがその様子を見て楽しんでいました。私もしばらくその様子を見ながら春の陽気を楽しみました。

| 日常 | 10:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
2回目のはじめまして
去年の夏ごろに3ヶ月間ワシントンDCに駐在させていただきましたが、

もう一度ワシントンDCに駐在にまいりました。
今回は2年間の日程でまいりましたので、

これから末永くお付き合いさせていただきますよう、宜しくお願いいたします。

私は韓国人でありながら、日本の弁理士をやらせていただいております。
日本では「ジョン」と呼ばれており、前回の駐在では英語でも「ジョン」と呼ばれていましたが(「鄭」の韓国語読みが「ジョン」です。)、
ここアメリカでは、あまりにも「ジョン」さんが多いので、
しかも、今回の駐在事務所で毎日のように会う弁護士の名前も「ジョン」さんなので、
今回の駐在からは「ハンス」と呼んでいただくことにしています。

さて、今回は長期駐在ということで、3ヶ月短期駐在時には行っていなかったことをいくつか行いました。
ちょっと間違うと二度手間になったりすることもありますので、この場を借りて、まだ記憶が新しいうちに、これからアメリカに長期駐在でいらっしゃる方のための情報提供をさせていただきます。
 
・アメリカに到着直後にすると良いこと

1.まずは、アメリカの銀行の口座を作ることが最も大事です。
口座がないと、いろんな場面で手続ができないことが生じるからです。
なお、口座を作るためには、住所を証明できないといけないので、この点気をつけるべきです。
例えば、駐在事務所(会社)より住所と名前が載ったレターを一枚作ることにより、電気・水道等の請求書がなくても住所を証明することができる場合があります。
 
2.次は、Social Security Number(SSN)を申請することです。
SSN
は個人登録番号みたいなものでして、これがないと行えないことがいくつかあります。

3.その次は、Department of Motor Vehicles(DMV)に行って、運転免許証または州のIDを申請することです。
いろんな場面で、写真付きのIDを要求されるので、運転免許証または州のIDを早めに取得すると、とても便利です。

上記3つが整ったら、または少なくとも申請中であることを証明できるようになったら、

アパートの契約、自動車の購入、お子さんの学校の申し込み、携帯電話の契約、ケーブルテレビの契約等において、スムーズに手続ができると思います。
 
なお、渡米前にしておくと良い手続としては、

インターネットバンキングで外国送金ができるように日本の銀行で事前に手続きをしておいたり、
国際免許を申請しておいたり、
アメリカのカーシェアリング会社に事前に登録して渡米後すぐに車を使えるようにしておいたり(←例えば運転経歴証明書の準備など、米国ではできず、日本国内でやっておくべきことがあります。)、
などが挙げられます。



それでは、また今後もブログを更新させていただきたいと思います。


 
ちょっと見えにくいかもしれませんが、DCにはリスがたくさんいます。
たまたまこっちを向いてくれました。

 

 

 

 

| 日常 | 08:27 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
MLB
 約3か月のワシントン駐在を終え、4月5日に日本に帰国しました。
 私はMorgan, Lewis & Bockius LLP(MLP)で約3か月間お世話になりました。この事務所は総合法律事務所であるので、知的財産だけでなく、反トラスト、税、ビジネス、財務等の様々な分野のケースにも対応でき、また、知的財産についても、特許出願手続だけでなく、特許後の紛争にも対応できます。
 私が滞在していたのはこの事務所のワシントンDCのオフィスです。このオフィスはワシントンDCの中心部にある13階建ての建物で、知的財産担当者の個室は3階と4階にあり、化学系特許担当者の個室は3階にあります。化学系特許担当者には日本語ができる方もいるので、日本語で直接やり取りすることもできます。
 約3か月の滞在の間、特に化学系特許担当の方々には大変お世話になりました。
 次の写真は化学系特許担当の方々と一緒に撮った写真です。


 次の写真はMLBワシントンDCのオフィスの13階から撮ったオールドポストオフィスの写真です。





 
| 特許 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
USSC
 3月31日に合衆国最高裁判所(USSC)の口頭弁論を傍聴しました。
 口頭弁論は午前10時からなのですが、傍聴できる人数に限りがあるため、朝4時半に起きて、始発の地下鉄(メトロ)に乗り、6時前にUSSCの前で並びました。おそらく、次の電車では傍聴できなかったと思います。
 口頭弁論の開かれた事件は、ソフトフェアに関するものであり、発明の主題(subject matter)が米国特許法101条の特許適格性を有するか否か(patentableであるか否か)が争われているものです。
 USSCの法廷はCAFCの法廷と同様重厚、荘重な雰囲気がありますが、石造りでありまた天井が非常に高いところはCAFCと違っています。
 判事(Justice)は9人が横一列に座り、中央の判事が首席判事(Chief Justice。最高裁長官)です。これに向き合う形で当事者の代理人が主張を述べ、判事が質問をするというのはCAFCと同じです。判事はジョークをいって法廷にいる人々を笑わせたりしていて、USSCでも米国の法廷と日本の法廷との違いを強く感じました。

| 特許 | 02:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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