約1ヶ月間のワシントンDC駐在も、とうとう残り2日となりました。赴任前は、1ヶ月の駐在期間はあっという間に過ぎてしまうものと思っていました。しかし、実際には、この1ヶ月間は、新鮮な日々の連続であり、正直とても長く感じました。
この駐在では、代理人事務所の訪問、各種セミナーへの参加をはじめとして、最高裁判所及びCAFCでの口頭弁論の傍聴、USPTOでの審査官インタビュー等、こちらでしか経験できないことをたくさん経験することができました。また、多くの代理人の方や日本企業の方と知り合い、一緒に食事をしたり、週末旅行に行ったりと、充実した時間を過ごしました。また、知財業界に限らず各種方面で活躍している日本人(あるいは米国以外の国から渡米された方)と話をする機会も多く、とても刺激を受けました。
帰国後は今回の経験を糧にして英語力・実務力を高め、次回DCに赴任する際にはさらに色々なことに挑戦したいと思います。
<おまけ(本編?)>
先日、私が参加した米国特許実務のワークショップ(セミナー)を開催している事務所の方(Aさん)に、セスナ機に乗せてもらいました!
Aさんが操縦席に乗り込み、Aさんの友人の女性(Bさん)が後部座席に乗り込みました。そして私がAさんの隣の副操縦席に乗り込み、3人で空の旅に出かけました。
離陸した直後は非常に怖かったですが、途中からは景色を楽しむ余裕がでてきました。上空では、副操縦席にある操縦桿を握らせてもらい、少し操縦させてもらいました(Aさんはインストラクター資格を持っています)。びびってしまってあまり大きく舵を取ることはできませんでしたが、上昇(操縦桿を引く操作)・下降(操縦桿を押す操作)・旋回(操縦桿を左又は右に回転させる操作)などの一通りの操縦をしました。操縦桿を握った感じは、高速道路を走っている最中の自動車のハンドルを握った感じと少し似ており、少し力を加えて操作するだけで機体が大きく動きました。
そんなこんなで途中までは3人とも空の旅を愉快に楽しんでいたのですが、私とBさんを楽しませるためにAさんが機体を急上昇・急降下させました。これがよくなかった・・・。私はとても喜んだのですが、Bさんは気持ち悪くなってしまい、いわゆる「リバース」をしてしまったのです。Bさんはエチケット袋を持っていたので惨劇にはなりませんでしたが・・・、着陸後地面に座り込みながらも「大丈夫」と気丈に振る舞うBさん。Bさんを励ますために冗談を言ったりしながらも時折まじめに「ソーリー・・・」とBさんに謝るAさん。うまいフォローができるわけもなく無言でその光景を見守るだけの私・・・。こんな感じで最後は何とも微妙な空気になってしまいました・・・。
何はともあれ、プライスレスな体験で今回の駐在を締めくくることができました!
それでは、また次回DCに駐在する際に、このブログでお会いしましょう!