続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
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セミナー@USPTO(その2)

ちょっと間があいてしまいましたが、
引き続き、先日USPTOで行われたセミナーの話です。



3日間のセミナーはあっという間に終わり、このような認定書をいただきました。

私にとってはUSPTOの方々の生の声が聞けたのが一番良かったと思います。
特に最近話題のAlice Corporation Pty. Ltd. v. CLS Bank International事件の米国最高裁判決後にUSPTOの審査官に配られたメモランダムについて、実際当該メモランダムに従うことになる審査官と議論する場面がありました。

当該メモランダムのキーフレーズともいえる「significantly more」について、
「私はsignificantly moreの意味が正直よくわかりませんが、USPTOの審査官たちはsignificantly moreの意味をしっかり理解していますか?」
との、ちょっと意地悪な質問をしてみました。
すると、答えは、
「ごめんなさい。実は多くの審査官たちも困惑しているのですぅ。。。」
でした。
なんだか、何年か前にシフト補正が日本で始めて導入されたころを思い出しますね。

ところで、せっかくの機会なので、USPTOのあちらこちらを見学させていただきました。



最近話題のPTAB(Patent Trail and Appeal Board)です。





PTABでIPRなどのヒヤリングが行われる部屋です。
もちろん、インストラクション通り、静かに見学および撮影させていただきました。



ここは資料室です。
壁に偉大な発明者たちの名前が書いてありました。
残念ながら写真には写っていませんが、あのDisney LandのWalt Disneyさんの名前もありました。



アメリカ特許第1号は大事に展示されています。
George Washington大統領のサインもありますね。



植物特許が管理される所は別途設けられていました。



USPTOの本館の入り口に誇らしげにかかってあります。
米国の政府機関の中で最も働き易い所として選ばれたようですね。
確か、今年初めに連邦政府がシャットダウンした時も、USPTOはシャットダウンせずに通常勤務していたことを思い出します。
無給休暇を心配する必要がなかったということで、USPTOの職員たちはとても安心して仕事できたそうです。


 

| 特許 | 03:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Supreme Court
DC北東地区に位置するSupreme Court of the United States(合衆国最高裁判所)に行ってきました。
今回は特別に、裁判所職員の方に案内していただきました。
建物には大理石や24金がふんだんに用いられており、荘厳な雰囲気が醸し出されていました。


ギリシアのパルテノン神殿をモチーフとして建てられたそうです。
20140903_141010_resized_1.jpg


1階から5階(だったかな?)を貫く螺旋階段。支柱がないそうです。
20140903_132731_resized_1.jpg


判事が食事をとる部屋。
20140903_133838_resized_1.jpg


バスケのコート。隣にトレーニングジムもありました。主席判事や8人の陪席判事もバスケをするのでしょうか?
20140903_132851_resized_1.jpg
| 日常 | 02:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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