続・DC弁理士ジャーナル

創英国際特許法律事務所からワシントンDCの法律事務所に
派遣された弁理士によるブログの続編です。
ニューヨーク
先日ニューヨークに出張に行ってきました。

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2つの事務所を訪問すると共にディナーに参加しました。

その日は、朝早く起きてワシントンDCから
アムトラックを使ってニューヨークに
3時間以上かけて行きました。

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ニューヨークに着くと、
またDCとは違った
素晴らしい建物を見つつも、
ものすごい人ごみでした。
さすがアメリカ最大の都市です。

ディナーは、
2つ目の事務所訪問の後に
マンハッタンで行われました。



会場は、エンパイアステートビルが見える
綺麗なホテル。
ここに多くの知財関係者が集まりました。



会場内は多くの人でにぎわい、
偉い裁判官の方々が
プレゼンテーションを行いつつも
色々な方々とお話することができ、
大量に持っていったつもりの名刺が
いつの間にか無くなってしまいました。

ディナーの次の日の空き時間に、
自由の女神を見てタイムズスクエアを通って
ワシントンDCに帰りました。

IMG_2888.JPG

 

ニューヨークで
美味しいラーメンも食べました。
ラーメン屋さんの数は、
DCよりもニューヨークの方が
多いようです。
 
| 特許 | 11:16 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
ダッシュボード
既にご存知の方も
多いかもしれないですが、
USPTOにはdashboardという
データ可視化サービスがあります。

このサービスでは、
USPTOにおける審査の状況が
スピードメータのような形で
わかりやすく表示されています。
このdashboardには、
USPTOに関する非常に多くの情報が
詰まっています。

2015年3月現在のdashboardによると、
出願からファーストアクションまでの
平均期間は18.3月、
出願から最終審査結果が得られるまでの
平均期間は26.9月、
審査待ち出願件数は
約59万8千件、
審査官の人数は8471人、
米国特許出願(植物特許と再発行特許を含む)の
Allowance Rate(RCE案件を含む)は
52%、
米国特許出願(植物特許と再発行特許を含む)の
Allowance Rate(RCE案件を含まない)は
69.6%
といった感じです。

このdashboardは、
月次で更新されるようです。
米国出願に携わっている方は、
お時間のあるときに
見てみてはいかがでしょうか。
 
| 特許 | 07:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
I passed the patent bar exam!


昨日、patent barに受かりました!


 patent barとは、米国特許商標庁(USPTO)に対して出願人様を代理することができる資格を付与する試験です。
いろいろと違いはありますが、簡単にいうと日本の弁理士試験のようなもので、特許と意匠だけを問う試験です。

DC駐在の二年研修の間、まず第一の宿題として、このpatent barに受かることを決めておりましたが、昨日それが達成でき、とても嬉しいです。


試験はprometricという外部機関で行われ、計100問を6時間で解きます。

途中で1時間の休憩はありますが、それにしても試験時間がとても長いですね。

また、試験は紙ではなく、PCで行います。

なので、英語ばかりのPCの画面を6時間ずっと見続けることができるか否かが、試験合格への最初の関門ともいえます。


試験が終わると(試験終了のENDボタンを押すと)、すぐに合否の結果が表示されます。


 


いきなりこういう内容が画面に表れ、

初受験の私としては、自分が合格したことに気づくまで少し時間がかかりました。(笑)
試験終了後は同じ内容の臨時合格証明書を紙でもらえます(写真)。



また、DCで駐在している事務所の方々からは、たくさんの応援とサポートをいただき、大きな力となりました。




米国の方々からいただいたのに、日本でおなじみのキットカットを始め、キティちゃんのカードに書かれたたくさんの応援メッセージ、更に試験終了後の乾杯ワインまで。

なお、なんでキティちゃんのカードかというと、日本では招き猫が幸運の象徴だと聞いたけれどもアメリカでは見つからなかったので、せめて似たようなものを選んだのがキティちゃんだったと。

その心遣いにもう感動ですね!


とにかく、試験は終わり、これで得た知識を大いに使い、今後のDC米国特許実務研修をより充実にさせていきたいと思います。

| 特許 | 05:56 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
セミナー@USPTO(その2)

ちょっと間があいてしまいましたが、
引き続き、先日USPTOで行われたセミナーの話です。



3日間のセミナーはあっという間に終わり、このような認定書をいただきました。

私にとってはUSPTOの方々の生の声が聞けたのが一番良かったと思います。
特に最近話題のAlice Corporation Pty. Ltd. v. CLS Bank International事件の米国最高裁判決後にUSPTOの審査官に配られたメモランダムについて、実際当該メモランダムに従うことになる審査官と議論する場面がありました。

当該メモランダムのキーフレーズともいえる「significantly more」について、
「私はsignificantly moreの意味が正直よくわかりませんが、USPTOの審査官たちはsignificantly moreの意味をしっかり理解していますか?」
との、ちょっと意地悪な質問をしてみました。
すると、答えは、
「ごめんなさい。実は多くの審査官たちも困惑しているのですぅ。。。」
でした。
なんだか、何年か前にシフト補正が日本で始めて導入されたころを思い出しますね。

ところで、せっかくの機会なので、USPTOのあちらこちらを見学させていただきました。



最近話題のPTAB(Patent Trail and Appeal Board)です。





PTABでIPRなどのヒヤリングが行われる部屋です。
もちろん、インストラクション通り、静かに見学および撮影させていただきました。



ここは資料室です。
壁に偉大な発明者たちの名前が書いてありました。
残念ながら写真には写っていませんが、あのDisney LandのWalt Disneyさんの名前もありました。



アメリカ特許第1号は大事に展示されています。
George Washington大統領のサインもありますね。



植物特許が管理される所は別途設けられていました。



USPTOの本館の入り口に誇らしげにかかってあります。
米国の政府機関の中で最も働き易い所として選ばれたようですね。
確か、今年初めに連邦政府がシャットダウンした時も、USPTOはシャットダウンせずに通常勤務していたことを思い出します。
無給休暇を心配する必要がなかったということで、USPTOの職員たちはとても安心して仕事できたそうです。


 

| 特許 | 03:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
古い特許証
8月よりDCに駐在しております平方と申します。
10月下旬までこちらに駐在します。

先日、弊所の鄭弁理士及び柴山弁理士とともに、DCの中心部から地下鉄で30分くらいのKing St-old Town駅の近くにある事務所を訪問させていただきました。

ソフトウェア特許における当事者系レビューや再発行の使われ方、及びそれらが同時に係属した場合の扱いなどについて、とても参考になる意見を聴くことができました。

最後に、1850年代に発行されたとても古い特許証を挟んで記念撮影させていただきました。

記念写真.jpg

古い特許証.jpg

特許証には、人の顔ぐらいの大きさの蝋でできた丸い印章がぶら下がっております。現在の特許証に比べて、とても威厳に満ち溢れております。この特許証は数年前にイギリスから運んでこられたそうですが、印章がプラスチック爆弾に間違えられて、空港でとても説明に苦労したそうです。

引き続き色々な事務所を訪問し、情報収集に励みたいと思います。

旗.jpg
| 特許 | 05:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
最終日
ついに駐在先事務所での最終日を迎えてしまいました。
非常に有意義でした。
私は、日本において勤務時間の90%以上を実務に費やしています。
特定の代表者ではなく、私のような一実務担当者が海外に駐在することに大きな意味があると思いました。
又聞きではなかなか実感できないことを、大いに実感できました。
何人かの米国弁護士とは、互いに一生忘れない程度に親睦を深めることができたと思います。
また、約三カ月の活動を通し、英語でのコミュニケーションに対する恐怖心が消えました。
これらの経験は、今後の実務に多くの好影響を及ぼすことと思います。
お客様には、ご不便をおかけしてしまった場合もあったかと思いますが、8月11日より福岡オフィスに復帰いたします。
以上で、私のブログ投稿を一時終了させていただきます。

写真 2.JPG
写真 1.JPG
| 特許 | 05:29 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
セミナー@USPTO(その1)
ワシントンDCでトレーニーとして生活をしていると、いろんな事務所から開催されるいろんなセミナーに参加するようになります。

ですが、今回は珍しく、USPTO(米国特許商標庁)で開催されるセミナーに参加させていただきました。


 

略してGIPAと言いますが、正式名称は、
United States Patent and Trademark Office
Global Intellectual Property Academy
です。

USPTO内の研修期間として2006年に設立された以降、現在まで、世界各国から来た数千人の卒業生を排出したそうです。
2013年度だけで、各国の知財関連の裁判官、特許庁職員、出願人などの企業関係者、弁理士などの実務者、学生などで、総計9,494人が研修を受けたそうです。


 

私が研修を受けた3日間は、このような出入カードをいただきました。
実は、USPTOに入館する際には、空港並み(?)の荷物検査をされるなど、中々厳しい検査が行われますが、このカードを持っていると、結構通りやすいのです。


 

実は、このセミナーは、韓国のHong-Ik大学のMIP (Master of Intellectual Property)課程の一つの海外プログラムですが、米国側のオーガナイザーの方とたまたま仲の良い知り合いなので、ちょっと便乗させていただきました。



セミナー@USPTO(その2)に続く…
| 特許 | 10:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
再び西海岸へ
再び西海岸へ
前回の西海岸訪問に続き、再度シリコンバレーを訪問しました。
前回訪問した際に、西海岸の事務所においては、東海岸の事務所に比べ、国内(米国内)クライアントのケースの比率が高いことを知りました。
海外クライアントのケースの比率が高い東海岸の事務所に比べ、実際どのような違いがあるのかに興味をいだいていました。
そこで、前回訪問した事務所に一週間滞在させていただきました。
前回は、より多くの事務所を訪問することに努めましたので、今回は一事務所に留まり、じっくり学ぶことに努めました。
一週間、日替わりのレクチャーを受けました。
また、予め準備しておいた実務上の疑問点について、毎日ディスカッションに付き合っていただきました。
その他、昼食・夕食を共にし、親睦を深めることができました。
想像していた以上に多くのことを学べた気がします。

オフィス室内.JPG    名札.JPG

ホテル.JPG

テスラ.JPG

テスタロッサ2.JPG

テスタロッサ.JPG
| 特許 | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
CAFC傍聴

CAFCを訪問し、二件の口頭弁論を傍聴してきました。

CAFC - コピー.JPG

セキュリティーチェックが極めて厳重であることに驚きましたが、無事法廷内に入ることができました。
暫く待機の後、裁判官が入廷しました。
まず、一人の弁護士が立ち上がって宣誓をしました。
てっきり、原告・被告双方の弁護士が宣誓をするのかと思いきや、宣誓をした弁護士は一人だけであり、しかも宣誓後に立ち去てしまいました。
その後、別の弁護士達によって一件目の弁論が始まりました。
宣誓をした弁護士はどこへ行ってしまったの?という疑問が頭を離れず、出だしから話に乗り遅れてしまいました。
それでも、一件目ではキーになる一言をなんとかとらえ、弁論全体の概要をつかむことができました。

二件目の弁論では、一方の弁護士が感情的になり、裁判官からの質問に全身を使って回答しているのが可笑しかったのですが、
残念ながら全く内容を理解することができませんでした。
いずれが特許権者側で、いずれが侵害者側なのかさえ分かりませんでした。
情けない限りですが、これが私の英語力の限界であることを痛感しました。

日頃の会話においても、自分自身が加わった会話であれば何とか内容を理解できるのですが、現地人同士の会話の内容を理解するのは極めて難しいと感じています。
こればかりは数カ月で何とかなるものではありません。
スピードについて行けないのもありますが、語彙力が圧倒的に不足しているのを感じます。
単語集で覚えた単語など無力です。
現地人同士の会話をタイムリーに理解することが、今後の大きな目標になりました。
帰国後に英語力の向上に努めたいと思います。

ところで、冒頭で宣誓した弁護士が何者であったのかに話を戻します。
どうしても気になったので、同行してくれた米国弁護士にたずねました。
CAFCでの口頭弁論をする資格を新たに得た弁護士は、口頭弁論の開始前に宣誓を行うことになっているようです。
つまり、一件目のケースとは何ら関係なかったようです。

口頭弁論の見学はとても興味深い体験でした。
但し、これが実務に役立つわけではないと思います。
駐在期間は限られているので、口頭弁論の見学はこの一回に留め、実務力の向上に努めたいと思います。
| 特許 | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
Good bye D.C.
早いもので先週末で米国事務所での駐在生活がほぼ終わりました。あとは、最終日にお世話になった方々への挨拶回りを残すのみです。
約3ヶ月間で、米国出願の実地での対応、米国特許法の各種セミナー、各地の特許事務所への訪問等々、いろんな経験をさせていただきました。この経験を生かして日本での実務に生かしていこうと思います。
自分にとっては、知識の習得はもちろんのこと、米国代理人や日本人トレーニーの方々とのパイプができたとこも大きな収穫でした。また、イベントを通じて米国の文化を知ったこともこれからの米国代理人とのお付き合いにおいて大変役立つものと思います。
先週には、研修先の事務所でお世話をしていただいたアトーニーや同じ事務所の研修生の方にお別れ会を開いていただきました。

また、先週末の7月4日は独立記念日で祝日でした。ワシントンD.C.中心部では夜には花火が打ち上げられました。米国生活の最終週の良い思い出として心に刻まれました。

Good Bye D.C.!!!
 
| 特許 | 05:30 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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